酷暑の山岳!行きは良い良い、帰りは・・

酷暑が続いている。夜明けから始める野良仕事も、精々10時ごろが限界だ。
堆肥にまみれた一週間もやっと先が見えた週末、嬉しくもカズさんからお誘いメールを頂く。
出釣先はバスで入るあっちの南アと決まり、日曜日はネジ捲いて仕事を片付けたよ。

さて当日。バスの乗客は大方山の人で釣り客は数人だけ。バッティング予想は嬉しく外れた。
入渓ポイントも我々だけの大名釣りになり、「今日は釣れるぞ~!」と息巻いて山肌を下った。
河原ではゆっくり支度して「10時には1匹目かな?」なんて軽口も出た(9時55分頃?)。
対岸への3投目、ユックリ流れる毛鉤に「チョポッ」と出た、8寸。有言実行~!

e0143892_09103607.jpg


ポツリポツリと釣れるのは南アの精の健康児、本来ヤマトイワナ域だけど今更野暮は言わないよ。
#4のSAGEを絞る引きはサイズからは「ウソッ!」て思うぐらい力強い。よく食ってるパツパツの魚体だ。
帰りのバスの時間も気になって、あまりジックリ釣る余裕はないけどズッとこんなのが釣れ続いた。

e0143892_09112525.jpg


駆け足の釣りは周りを眺める余裕はあまり持てない。荷物増やしたくないから山菜もパス。
それでもこんな綺麗なメッセージが飛び込んで来ると、妙に嬉しい。この大岩に根を下ろして果たして何年?
淀んで濁った心も洗われる、これもきっと南アの精だね。(’コニユリ’って可愛い同級生、居たなぁ・・)
いよいよバスの時間が迫ってきた。気が急くがどうしても素通りできないポイントが多く、1~2投して先を急ぐ。
サ~っと水が通す極上プールど真ん中を流した茶パラに、良い鱒が出た。

e0143892_09105270.jpg


キリッ、キリ~ッと段付けて引く。(アレ?マワッテル?)と寄せると案の定、良い型のアマゴだ。
今や宝くじのような確率になったあっちの南アのアマゴ、本流域では随分久しぶりの再会だった。
この一匹でもうホントに満足、後は退渓ルートまで一足に・・なんて思っても、あまりに魅力的な渓相に足は止まりがちだ。

e0143892_09110956.jpg


崖に掛かる一筋の滝、見覚えある景色に、ここまで来ればもう少しとチト余裕が出てくるが・・
自分の体の衰えを計算に入れてなかったよ。大岩をへズリ川を渡り藪をくぐり、後少しと見えた退渓点は思ったより先だった。
最後はほぼ限界、必死で山道を登り真っ暗なトンネルを抜けたが・・無情にも最終バスは行った後だった。
「○☓隧道8.8km」の看板横で、挙がり切った息を整える。水が無くなったが、何処かで汲もうと気合い入れ直して歩き出す。
「車まで2時間半かな?」カズさんと与太話しながらひたすら歩くも、お互い段々口数が減る。
後6キロ、後5キロ・・残り2キロの辺りでは「足痛てぇ~、マメ痛てぇ~」が決まり文句になった。
入山ゲートを抜け最後の力振り絞ってバス停まで戻り、向こうにカズさんのCX-5がぼんやり白く見えた時は
(これでやっと、ホントに帰れるぞ!)と全身脱力したよ。で、挙げ句に2日連続の筋肉痛・・・
年は取りたくないねぇ~。



西日本の未曾有の大雨災害から10日程、中部地区太平洋側は幸いにも被害なくやり越せた。
こんな事が起こる度に、高校時代に経験した静岡七夕豪雨のことを、どうしても思い出してしまう。
美大受験のために下宿してた際遭遇した大雨、雨の轟音以外何も聞こえないはじめての経験。
そんな夜半地震のように揺れた。寝ぼけた頭で(ヤイヤイ、地震まで来やがった)と思ったこと。
下宿のオバサンに「Goo~さん、逃げて!」と起こされたけど、そのまま寝てしまったなぁ。
朝起きて、空っぽの下宿から見上げた赤土の山肌。ひしゃげたマンション。
昨夜の地震はこの崖崩れで、尊い命が失われたと聞いた。思いの外近くて、初めて背筋が凍った。
溜池のようになった周囲、休校の校舎屋上から見た湖のような市内の景色。ボートが浮かんでいた・・。
たった一晩で別世界になっていた、初めての経験。幸い未だ2度目はない。
被災された方、復旧作業に当たる皆さんには一日も早い復旧をお祈りいたします。



[PR]
Commented by カズ at 2018-07-18 21:12 x
本当にお疲れ様でした。
前半はご心配をおかけしましたが、そんな状況でもしっかり釣りはさせていただきました。
多少ポイントムラはありましたが、魚はかなりいる感じでしたね。それが余計に足を遅くさせた気もします。
ゆっくり行ったとしても、そろそろあの区間は無理があるかもしれません。釣り人が多くてもイワナも多い上流で歳と体力に見合った釣りをするのも選択肢かもしれません。
あと一回はご一緒できるといいですね。
奥飛騨でもいいですが(^^)
Commented by goo_ism at 2018-07-19 12:17
カズさん、今回もお世話になりました。疲れましたねぇ・・。
ロングウォークの影響は足首に来ました。腫れて湿布のお世話になってます。

今年は魚が多いと聞きましたが、場所ムラはあったけどズ~っと好反応でした。
でも下り難い所なのに結構責められてるなぁ、って思いながら釣ってましたよ。
合わせ切れ3匹以上に、スレ掛かり5匹ってのがお恥ずかしい限りです。
あの岩盤プールの尺上は残念でしたね。振り返ったら竿掲げて下ってたから、
(おお~、ヤッタか!?)と思ったんだけど。あいつは宿題にするとして、
次は区間と時間配分を考えて入渓しましょう。

体調不良の原因がハッキリするのを願ってます。
Commented by よねさん@鱒美 at 2018-07-29 08:58 x
遅~いコメントになってすみませんが、今年の南アは魚が多めのようで、期待できますね。
素晴らしいアマゴも釣れたということは、バス区間の中間点より下流なんでしょうか。
入渓点に到着した時に、「まずは〇〇時までに1尾」なんて幻想を抱いちゃうのは、おいらもよくやっております。
帰り道以外はご満足の一日だったようで、本当に良かったですね。
それにしても、車までは10kmってことですねぇ。疲労困憊されたようすが思い浮かびます。
静岡の七夕豪雨では、恐ろしい経験をされたのですね。
生き残るかどうかは、運の良し悪しで片づけられるものではないと思いますが、運に逆らえない人間って、小さいものですねぇ。
Commented by goo_ism at 2018-07-29 19:24
よねさん、落ち着きましたか?少しずつ、ですね。
今回はバスに揺られて20分ぐらいでしょうか、下の巨岩帯下流部に入渓しました。
カズさんに教わらなきゃ、まず入ろうとは思わない場所からでした。同じ区間を
2~3年前に往復歩きでやったことあるのですが、そこ時の方が今回より楽でした。
覚悟の差、でしょうかね?駐車場に戻った時は、マジで限界、一杯一杯でしたよ。
イワナは良く出たと思いますが、時間が気になって随分雑な釣りしちゃいました。
あそこは体力と相談して区間設定しないと、勿体無いことになりますね。
足首はやっと腫れが引いて、爪先に体重が掛けられるようになり、もう一息です。
とにかく無理しないで野良仕事片付けて復帰準備するつもりです。

七夕豪雨はモロに命に関わる程じゃなかったけど、あの頃から何度か危ない目に
遭ってきました。生きてるんだから、なんだかんだ運が良いんでしょうね。
これからも運を味方に付けて生きていけたら良いなぁ~。
by goo_ism | 2018-07-18 11:15 | フライフィッシング | Comments(4)