イワナのこと

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季節は粛々と進む。
なんぼも釣りした気がしないのに、もう早折り返し点。
岐阜のお山のウドもすっかり伸び切って、イタドリや葦の藪に埋もれていた。
けど、個人的には茎よりもこんな芽先ウドの天ぷらの方が好きなんだよね~。
しっかりと一握り分、丁寧に摘んできて、飛騨の蕎麦と一緒に頂きましたよ。
井川や富士川のもいいけど、やっぱあのお山の山菜は格別!盛りの味だった。

今シーズンはここ迄、アマゴを殆ど釣っていない。
早々に山岳イワナにシフトしちゃったし、狩野川の不調は目を覆うばかり。
曰く言い難いシーズン前半だったけど、色んな水系の色んなイワナに出会えたよ。
イワナってつくづく面白い魚だ。血統や住処で全然別の魚になっちゃう。

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最近ハマってるのが南アのヤマトイワナ。今年はまだこんなサイズしか釣ってないけど
サイズが上がると、渋い、野武士のような風情を帯びてくる。下流部ではハイブリッドが目立つが
放流という人為が及んでいないであろう区間には、ピュアな血統が息づいている。
河川改修工事や釣り人の激増で、この無垢なイワナ達の未来は決して明るくない。
なんとか、守りたい!それはここを訪れる釣り人の使命かもしれないな。

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これは岐阜のお山の8寸イワナ。
柿色の斑点が目に染みる美形だ。この色と魚体がここの在来魚だそうだ。
本流(といっても細流)筋の魚は放流事業で別の色や模様だと聞いた。
この日入った支流ではこんなのが何匹か釣れたよ。

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同じ沢のイワナ。背中の虫喰い模様が凄くキレイで目に焼き付く。

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同じ沢なのに、こんな魚体も釣れてきた。
10年程前に御嶽山の西の沢でこんな背中のイワナを釣ったことを思い出した。
全くの別水系、ヤマトイワナの生息域だし全くの別物だけどね。でもあの魚もヤマトとは違ったような・・??
今思い出しても、あれは不思議なイワナだったな。

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最近の釣果はこの子。南アの地元側の入り口支流のイワナだ。
大井川や富士川の支流では、このタイプのイワナが多いかな。
大井川ではもっとヤマトイワナっぽいのも見掛けるが、放流事業の成果か
こんな斑点の魚体がポピュラー、一番見慣れたイワナってことになる。
南アの反対側ではこれか、日光系か、ヤマト風が混ざって、訳分からんことになってるけど・・。
正直なところ、各地の「ネイティブ・イワナ」がどんな魚なのか知る由もないが
水系毎に色んな特徴を持つ魚が住んでいるイワナ、ホントに面白い魚だね。
さて、次の出釣はどこの魚に遊んで貰えるのか?真摯に向き合っていきましょう。


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Commented by カズ at 2018-06-20 20:52 x
芽先の天ぷら食べたいなあ。
岐阜のお山は今年はいつになるやら。
でもイワナ達は元気なようですね。
プーさんも元気だとちと困りますが。
ところでイワナの不思議さは同感です。
不思議な魚ですね。大井川では無斑のものも数匹釣ってます。
それと、アマゴは梅雨明け本流をやってみたいですね。
Commented by goo_ism at 2018-06-20 21:28
カズさん、奥飛騨抜け駆け出釣、申し訳ないです。
高原のイワナは健在でしたが、あちらも例に漏れず渋々でした。
5時間走って3時間お山・2時間里川の釣り&スーパー巡り。深夜発深夜帰り・・。
もうイイですわ。あの方たちにゃ、付いていけません。

ウドはい~っぱいありましたよ。太くて柔らかい芽先天ぷらは絶品でした。
クマたちも元気溌溂!例の支流ですぐ近くで「フェ~ン、ワンワン!」てのが聞こえて
這々の体で逃げ帰りました。芽先ウド採ってても気が気じゃなかった。
帰りの林道では子グマが車の前を走って逃げていきました。続けてもう1匹!
同じ個体かも知れませんが、何年ぶりかの遭遇は嬉しかったです。

無班イワナは40ン年前に、寸又川で釣ったという尺一寸を見たのを思い出しました。
ひろりんからも画像もらったなぁ。憧れのイワナです。一度この手に受けてみたい!
梅雨明けの本流アマゴもイイなぁ~。タイミング合ったら是非!
Commented by よねさん@鱒美 at 2018-06-20 21:30 x
先週土曜日は、一日ご一緒いただき、ありがとうございました。
今回は、帰りの時間の制約のために、選んだ渓が結果的に失敗だったので、申し訳なく思っております。
今週末に母が退院するので、これからしばらくは思うように出かけることが出来なくなりそうですが、時間が取れましたらヤマトイワナの渓か、ダム上自転車の渓にご一緒いただければと思います。そうそう、隣県のダム上も気になりますね。
イワナというのは、面白い魚ですね。
アマゴでも、朱点の様子やパーマークの形状など、多様性が感じられますが、何となくあやふやです。
イワナの場合は、はっきりと違う種であると思わせる特徴があるので、興味深いですね。
自分の場合も、隣県のヤマト、大井川の紫イワナ、そして鳥取のゴギ風イワナなどなど、愛すべき種が沢山あって、ついつい会いに行ってみたくなります。
Commented by goo_ism at 2018-06-21 10:18
よねさん、週末はお世話になりました。
暫く振りのアマゴは、なんとも楽しかったです。ありがとうございました。
去年からあのヤマトの峪が多く、奥飛騨や地元のイワナは久しぶりな気がしました。
殊に岐阜のお山のイワナの柿色斑点と虫喰い紋は目に焼き付いちゃいますね。
目論んでた数釣りはアッサリ裏切られたけど、滴る緑やカッコウ、アカショウビンの声に
全身全心癒やされる良い一日でした。疲れるけど偶には良い出釣です。

アマゴも個体差があるけど、イワナのそれはもっとハッキリしていて飽きないですね。
以前は居合抜き勝負みたいなアマゴ釣りが好きだったけど、じっくり構えられるイワナが
益々好き。歳のせいもあるだろうけど、愛嬌の裏にあるシビアさが堪らないです。
これからも「初めて見たよ!」ってイワナに会えるのを期待して、山に通いたいと思います。
お母様、どうぞお大事になさってくださいね。

by goo_ism | 2018-06-20 17:36 | フライフィッシング | Comments(4)