五分咲きぐらい

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ナンカ、やっとという感じで桜が咲いた。山間に暮らすと、顔をどっちに向けても白い花の塊が目に入る。爛漫の春、心浮き立つ季節ですね。

週の半ばのイイ雨は、花を散らす相当量の降りになった。国交省の河川情報のHPの水位テレメーターが使い物にならなくなって、川の状況が読み難くなったが、狩野川の「現在の」水位だけ確認、(イケルッショ!)とて夜明け前の新東名に載った。子パジェロに鞭を入れるも、エンジン音が煩くて90km/hが精々…。修善寺の橋迄は2時間の行程だった。川を覗き込むと、少し濁ってる。フライは厳しそうだがミノーには丁度良い加減の水色に、既にデカ鱒釣った気になってバタバタと支度したよ。川辺の葦に踏み込むと(!)凄い数のムシが飛び立つ。丁度一月前にここを釣った時とは水辺の生命感が段違い、今はマダラカゲロウ系が中心か、正に盛期を実感する。平水から15cmばかり高い薄濁りの荒瀬、本流差しの期待でワクワクしながらミノーを踊らせていくが…反応は無い。全然、絶えて全く、皆無にして絶無!小一時間で終点の通らずプール迄来てしまった。(ココが最後かぁ)一度深呼吸して、対岸の崖から落ちる小滝の周囲にバイラを踊らせて行く。『!!』
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少し沈めてシェイクしたミノーを抑え込む感触から、繋がった!糸の先の命はグリグリとローリングし、一度はプールの下流目指して走った。2〜3度遁走をいなし新作本流ネットに掬い取ったのは、尺には届かないがミッシリ詰まった鱗がキレイな狩野川の精。ローリングで付いた傷に胸が痛むが、やっと出てくれた嬉しい一匹だった。車迄戻ると「現地でお会いしましょう!」と約束していた魚絵師さんが丁度到着、一月ぶりの握手を交わして2人で下流のプールを目指した。
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対岸の桜並木がキレイだったよ。今にも竿が曲がりそうな予感にドキドキしてカメラのディスプレイを覗いていたが、ついぞ当たりがないまま時間が流れた。…転進。
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本流を上に向かい石が適度に連なるお気に入りの荒瀬に入る。頭のすぐ上に、鵜除けの糸とキラキラ(?)が縦横無尽に張り巡らされていた。先日魚絵師さんが入った際に丁度作業中だったとか。鵜に対してどれだけ効果があるのかは知らないが、釣り人の意欲を奪うという意味では抜群の仕掛けだね。結局ここは水位が高過ぎてアマゴが居着けなかった様で、無反応のまま撤収。再転進だ。
朝は濁りがキツめだった支流が澄んできていた。これ幸い、早速中流部の瀬に向かう。そこはとても美しい流れになっており、土手では重そうに花を抱いた桜が盛りを告げていた。堰堤の下の流れ出しに立ち込んで、目の前の流れにバイラを投げ入れる。
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狩野川アベレージ、一投目で出てくれた一匹。朝から暫くぶりの生態反応で嬉しかったな。堰堤を越して瀬を細かく区切ってミノーを通して行くと、「あそこは竿抜けでいつも居るよ」と魚絵師さんが教えてくれた深瀬から、結構なサイズが追って出て、掛かって、バレた!「ギラン!」と返った影は25cm程か、イイ魚だった。フックを確認すると僅かに甘かった、残念・反省〜。

今年初めて明け方から川を歩いた我が老体は、昼過ぎには腰が悲鳴を上げ、程なくアクビが止まらなくなった。ガソリン切れ~!本流の土手に寝転んで暫し昼寝、目覚めると午後二時だった。もう充分、気持ち良く帰路につけたよ。
この日の釣り、毛鉤だったらもっと満足感が高くて八分咲きぐらいだろうなぁ。ミノーだと…感覚的に五分咲きってところか。野良仕事佳境の前に、もう一度行きたいな。行けるかなぁ?微妙〜。
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# by goo_ism | 2016-04-11 09:29 | 鱒釣り(・・・ルア〜) | Comments(8)

SAGEで初本流〜

前々回の「グワン」のヘマに懲りて、普段使い、ってか『90%はこればっかフライ』を一通り巻き直し終わった。黄、グレー、茶、黒の4色に割り切って、#12〜#18各サイズ数本づつ。インディケーターも化繊に統一して極力同じバランスに巻いたつもりの、ホントにど〜ッてこと無いパラダンのボックスが出来上がった。ロスしたり針先が甘くなった分だけ補充すれば御の字、こんなお気楽が何処迄通用するか、お楽しみですよ。

暖国静岡なのに、花冷えが続いた所為か近在の染井吉野は未だチラホラ。それでも満開が近い筈の山桜が見たくて、地元本流の中流部に向けて峠を越えた。靄に煙る山のあちこちに今を盛りの白い塊が見える。山が笑い始めていた。(今年も見られた…)しみじみ嬉しかったな。
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入渓予定の河原には先行車があり、仕方なく移動して入ったのはこんな所。数年振りの河原は以前22〜3cmのアマゴのライズを楽しんだ(翻弄された?)ポイントだったが、申し訳程度の放流アマゴに遊んで貰ったばかりで、程なく魅力の無い渓相になった。パスして上迄歩くか、転進するか、悩んだ末先行者が上がったのを期待して移動したよ。坂道を下りて行くと終点近くで件のSUVとスレ違った。窓を開けて尋ねる。おいらの入りたかった辺りは触ってないと聞いて、再び新しい「古いSAGE」握りしめて、ほくほくとゴロタの河原に踏み込んだ。
瀬を叩いて行くと、チビだが肌のキレイなアマゴが新規の毛鉤に飛びついて来た。2つ、3つ…、もう少しサイズを上げたいなぁと思って見上げた上の段の開きに「ポチッ」って飛沫が上がった。足元に注意しつつ躙り寄ると、芯の向こうに別の飛沫、2つ居る!2〜3分毎に「ポチッ…ポチッ」とやっている。先ずはと、ここ迄釣れてたグレーの毛鉤で様子を見るも、反応は無い。別のライズも「……」目に付くのは中型カワゲラ、小さなカゲロウ、ユスリカぐらい。毛鉤を変えようとフライボックスを取り出すと、目の前を黄色い中型のカゲロウが横切った。(ヒメヒラタ!?)#14の黄色い毛鉤に結び変えて次のライズを待って位置を確認、ティペットを畳んだまま慎重にレーンに入れた。
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ネットが新作の本流サイズだからなんとも間抜けな絵面だけど、「ポクッ」って感じで毛鉤を消し込んだのは丁度8寸、パーが薄めの如何にもこの川らしい見慣れたアマゴだった。#3のSAGEを気持ち良く絞るファイトで怯えたか、もう一つのライズは止まってしまった。帰りにもう一度覗くことにして、瀬に踏み込みドリフトに専念してみる。
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程なく毛鉤を銜えたのは先程よりチト小振りながら、パツパツボディの美形〜。乱れたパーの魚が多いここでは珍しい、小判を並べたような白い肌が眩しかったよ。魚が出るのは早瀬ばかりでプールは沈黙してたが、なんとかアマゴらしいサイズに出逢えて嬉しかったな。帰りの件の開きでは、チョット神経質なライズで小振りな1匹が見送ってくれた。いいお土産貰って、とってもイイ気分だったよ。
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車を停めた河原の広場では、真上の山桜が満開だった。ウィンドウとワイパーに散り掛かった花弁を拭うのが、何となく勿体なくて延々とそのまま走って帰った。イイ一日!
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# by goo_ism | 2016-04-04 15:16 | フライフィッシング | Comments(8)

再確認の予定だったけど…

バラした「グワン」が、やはり気になって仕方ない。ちょっと太軸&平打ちフックに巻き直した毛鉤を詰め込んで、先週の渓に行ってみた。google mapで距離が短い筈の山越えルートを調べて、初めての林道を選んでみたのだが、とんでもない傾斜の極狭の山道を延々走らされるハメになった。スタートからこの日の顛末を思い知らされる気がして、早くも憂鬱…。でも予定の1.5倍程掛けて辿り着いた先では
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見事な枝垂れ桜が出迎えてくれた。咲き初めの薄桃色が青空をバックに目に沁みたよ。イ〜イ気分で入渓点に向かうも「…」先行の方のSUVが在りましたねぇ〜、残念!頭に浮かんだ2本の支流の内の、キツそうな方に向けてハンドルを切り、本流を渡ってほんの僅かの仄暗い沢の合流点で深呼吸をして、初めての渓に潜り込んだ。
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上流に集落があるのに、渓畔には人造物が全く見られない、今時珍しい美渓だった。釣れて来るのは
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やはり心寂しいこんなサイズが大半。偶に出て来る7寸絡みは毛鉤の数センチ手前で反転するばかり…嗚呼(涙)。ゴルジュを抜け岩を登り3時間ほど遡行し、汗を拭いたタオルが塩っぱくなったところでタイムアップ、川通しに下ることにした。
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河原に残ったここの住人の痕跡、鹿だろうな。至る所がこんな状態だった。
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傾斜が穏やかな裾沿いに獣道が付いていた。人が往来するのと遜色ないぐらい、それは見事な道だったよ。遡行しながら気付いてたが、河原の砂地にも人の足跡は皆無だった。解禁から3週間、あんまり釣りに入ってないのかな。最初に渡った本流の河原にも延々と猪が掘り返した跡があったりで、釣果は寂しかったけどイイもの見られた再挑戦の1日だったな。

<な〜んて、強がってみました(自爆)。>
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# by goo_ism | 2016-03-26 12:11 | フライフィッシング | Comments(8)