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こっちの南ア、チャリでGO!

またまたまた、カズさんと平日出釣してきた。今回は私の軽トラに2台の折りたたみ自転車を積んで、100km程の山道を走る。軽い車重と相まって力強い低速トルクで、存外ストレス無く車止めに辿り着けた。ここから数キロをポタリングして入渓だ。3年前初めてよねさんと入った際は、地獄に思えたデコボコのアッップダウンの林道が嘘のように楽になっていたよ。農業2年の積み重ねか…、野良仕事、恐るべし!
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30分ばかりペダルを漕いで、こんな大崩落の辺りから川に下りる。この山を越えた向こう側は3週間前にやはりカズさんと雨の中を釣った『あっちの南ア』の支流が流れている。林道からは一面の砂利しか見えないが対岸側に透き通った水が流れている。カズさん曰く「少し水が少ないね」ってことだが、ここが3度目の身には良く分からない。取り敢えずキレイな水と程々な水量に心は浮き立っている。下流から釣り上るカズさんと別れて、橋の袂から毛鉤を流していった。
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カズさんも私もほぼ同じ、こんな格好のウェット・ウェード。最初にゲーターから沁み込んだ水は想定外の冷たさで、一瞬怯むが、濡れちゃえば後は極楽だった。暫くは速くて浅い瀬が続く。偶に出くわす「ここは!」ってポイントからも反応は無い。ダメ元でしつこく対岸の反転流に浮かべた黒い毛鉤に、やっとこの日最初の魚が出てきた。
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ドジョウみたい…細いイワナ君。元気に水を跳ね返してくれた。礼を言って放す。次はウグイ、次も…。大岩にぶつかった流れが収束する筋に浮かべたヘア・カディスに、やっとマトモなサイズが跳び出した。赤竿をバット迄絞る、幅広のアマゴ!ガッツリ喰ってるから下の瀬脇に落として獲ろうと、余裕カマしてやり取りしネットを掴んだ瞬間、竿先が跳ね返った。目の前にクッキリ浮かんだパーマークが、すっ飛んで逃げて行く。またやっちまった…。ヤワい竿&長いリーダーだと何故かこうなるんだよね、オイラ。ヘッタクソ〜〜!!!

頭冷やすべく暫く間を置いてカズさんの後を追う。脇から出て来るのは悉く「グ〜」だとの事。立ち枯れの木が並ぶ瀬でイワナをバラした所で一休み。対岸のカズさんの釣りを見学と決め込んで、少し早めのお昼にした。深瀬から流れ込み、浮き石回りと丁寧に叩いている。柔らかいループが的確にポイントに毛鉤を運んでいるが、魚からの返答は無い様子。カズさんも対岸でお握りを頬張り出した。最前バラした良い型のアマゴが思い出されて悔しさが増して来るが、前のめりになってる自分を諌めて、チェストパックを身につける。忘れ物は…ナイな。護岸際の瀬を段の上から叩いて行くと、程なく白っぽい影がカディスを引ったくった。
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やっと釣れた、22〜3cmだがキレ〜なアマゴ。この水系らしい、少し乱れたパーが目に焼き付いた。(さっきのバラシの半分も引きゃあしない…)なんて、罰当たりなことは決して思いませんでしたよ…。この後は程々のイワナがもう2つ、掛けバラシもあって悔しさも残ったけど、初めての区間は気持ちの良い1日を経験させてくれた。
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退渓点の真上に吊り橋が架かっていた。抜けるような青空は、夕方に向かって少し色を変え始めて見えた。また何時か、今度はいつもの相棒竿を携えてここへ来よう。
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by goo_ism | 2014-07-30 12:24 | フライフィッシング | Comments(6)

久々のzakoネット、完成

釣友Mnz画伯の冗談みたいな話から出来上がったzakoネット。オモチャにならない、小ささの限界を創ったつもりのネットだ。久々に、先般の湧水イベントのすぐ後に注文をいただいたヤツが出来上がった。今回は訳あり、初めて海を渡ることになるらしいんで、思わず肩に力が入っちまった。
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ネットの出来は、まぁ、後ろ指差される心配はないだろう。手放すのがチト惜しい仕上がり。巾着ケースに、トンボが乱舞する和柄の綿を使った。これ、家内に貰って、いつか得心の1本が出来た時に使おうと取って置いたモノ。涼やかな、イイ柄だ。
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グリップには、これも取って置いたウォルナットを使った。3色が絡んで渋いんだよ。Mnzモデルがライトトーン、コイツがダークトーン。作り手としてはどっちも大好き!

さて、これからどんな魚を掬ってくれるんだろう?楽しみです。
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by goo_ism | 2014-07-26 11:29 | craft | Comments(4)

奥飛騨へ

またまたカズさんと、奥飛騨のお山詣でに出釣してきた。深夜一時発、夜っぴて高速を走って夜明けのお山の渓に立つ、そんな予定だったんだが愛知から長野へ入ろうかって所で「工事の為通行止め」、下道1時間程のロスだ。途中見掛けた深夜営業のマックに2人とも心惹かれ、激早の朝飯と相成る。久しぶりの出来立てエビ・フィレオはびっくりの美味だった。再びの高速道を長野〜岐阜と走り、入山手形(遊漁券)を買う頃にはすっかり夜は明けてたよ。
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2年振りの清々しい流れ、大好きなお山に帰って来られた。大発生した蛾の幼虫は既にみな羽化したようで、僅かに屍骸が転がるのみ。つい先日入渓した友人達の情報は確かだった。それでも本来は深緑で埋まる筈の山や河畔林のあちこちが色を失い、土手の柳は葉を喰い尽くされた無惨な姿を累々と晒していた。正に「言葉も無い…」惨状。これから再び新芽を伸ばして半月もすれば季節に追付く筈だが、きっと来年も、そして当分はこうなるんだろう。
人知の及ばぬ所で自然は更新して行く。謙虚で在りたい。
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橋の欄干に留るコムラサキを見つけた。羽根を閉じているとジミ〜で区別がつかないけど、こうして羽根の裏側を晒してくれると実に判り易いね。アザミの蕾の回りにはヒョウモンチョウが3匹、4匹と群れ飛んでいた。普段は目にすることがない、或いは気にもとめない自然の表情に、お山に来た喜びが込み上げて来る。
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さて、釣りだ。魚の居場所や喰ってる虫が今一判らず前半は苦戦。順調に釣り上げて行くカズさんを羨んだが、毛鉤のパターンが嵌った後半は何とか辻褄合わせが出来た。今シーズン初めてのスコットは赤竿に慣れ始めた身には少しく固かったけど、それを絞り込むこの渓のイワナ達、実に良く引く!サイズの3割増、って感じかな。少し薄い白っぽい体色と頭の流れ紋は今年も健在だった。
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嘗ての湿原の名残があった。色とりどりの、カキツバタか?恐らくは入植した農家(今は1軒を残すのみ)が持ち込んだものだろう。期待の芽先ウドは大分伸び切ってたけど、初めて目にした想定外の色彩の帯に心躍ったよ。
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釣り終えて、下流の瀬を攻めるカズさんを橋の上で待つ。丸く1日の釣りなんて何年ぶりだろう?チト傷む腰を伸ばしながら、所在なくウロウロと歩き回る。(ン…?)視線が吸い寄せられた橋の端の方の茶色は、カラカラに干涸びた熊の糞!目前で黒い生き物がイキんでる光景を想像して、吹き出した。で、次の瞬間回りを見渡してる自分に苦笑いだったよ。

シーズン後半戦、始まったな。
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by goo_ism | 2014-07-17 17:06 | フライフィッシング | Comments(7)

真っ赤い竿だけん…

そろそろの山岳シーズンに備えて、すげぇ久しぶりにフライ竿を買った。何故かこれまで縁がなかったT社の、ボトムラインの6本継ぎ・7半#4だ。友人の、同804-6や4本継ぎは練習会で散々振った。当然同系列の調子を予想してたんだが、なんと、まぁ!あのパラ系とは全然別物の、キレイなプログレッシブだったよ。チットばかり困惑。試し振りもしないまま、翌日よねさんと一緒に地元のイワナ沢を目指した。初めての入渓、ドキドキだった。
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大堰堤を2つ越えて林道脇から川へ下りる。ほぼ埋まり切った瀬を叩いて行くとすぐ、アマゴが飛び出した。ここでは珍しいそうだがスレ掛かり、残念!よねさんが、前回尺上を出した巻き返しを丹念に探るも、今日はお留守だったようだ。ポツポツ反応はあるが密度は今イチな感じ、最初の1尾以降はイワナばかりだ。
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こんな白っぽいスレンダー系が多かったかな。雨具を着るか悩む程度の小雨だが、流れには濁りが入ってきた。水深10cm程のなんてことないポイントからも飛び出して来る。
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硫黄の臭いに包まれた小滝の湯に感心したりして、V字の谷底の河原を詰めて行く。合羽を着ても暑くも寒くもない、楽しい遡行だ。頭上の森が切れて、フと見上げた遥か先に空があった。軽い目眩のような感覚。一体この絶壁の、あの先迄何百m?
この日リールはAbelTR-1を選んだが、厚いリールフットをキチンと止めることは出来なかった(実際、1回落ちた!)。リールシートの繊細な意匠にもミスマッチで、このペアーはNGだ。

翌週は野良仕事。キリが付いた所で少しまとまった雨が降った。さあ、大変!水の戻った沢を想像して軽トラを飛ばす。我が家から小一時間の森はシットリ濡れてたが、沢の水量が増える程の雨じゃなかったようだ。目論見はハナから崩れたが、小さいのがボチボチ顔を見せてくれる。前回より更に規模が小さくなったプールの落ち口に駄目元で置いた毛鉤を、白泡から「プチッ!」と突き出した何かが捉えた。
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渋い色調の沢アマゴ。やっと20cmといったところ。何を喰ってるのか、お腹はゴツゴツ・パンパンだった。竿を気持ち良く絞って(やっぱアマゴは良いなぁ!)なんて自己満足に浸る〜。
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名前も知らない、こんなキノコが河原の立ち枯れに付いていた。遠目にも良く目立つ。(竿の色みたいだ)と思ってデジカメ構えたよ。
この日のリールはLoop#1。細っこいリングがフットをピチッと銜えてくれた。バランスも無難で、終日快適快適〜!当分はこれだな。

週末の雨を喜んだのは拙だけじゃなかった。この翌日、カズさんから有難いお誘いで明けたばかりの南ア出釣が決まった。ナント、マァ!だけど、行ける内に行っとこうとて濡れウェーダーを急いで乾かした。パックも詰め替えて朝五時半、またも北に向かった。
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バスに揺られて着いた先は、数年振りの通い慣れた流れだ。河原の様子は激変してたが、以前と同じこんなサイズ・姿形のイワナが釣れて来る。雨は次第に激しくなり、元の岸に戻るのを不安にさせる。念の為と早めに渡り返した。30分程で水位は数cm上がり、粘ってたらきっと大変だったよ。山は怖い!ってまた思い知らされた。
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見覚えの無い堰堤。御無沙汰の数年の時間を思い知らされる。この頃流れはもう『濁流レベル』でドライフライじゃ釣りにならない。デカ目のカディスのベンドにティペットを結び、ニンフを吊す。こんな釣りに、件の赤竿は長さもパワーも、チト心許ない。
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流芯の向こうで「シュポッ!」とカディスを引き込んだのは、精悍な顔の此処らしいイワナだった。トレーンしたヘアーズ・イアを銜えた泣き尺、今日一の嬉しい一尾!
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こんなのが、本当にポツリ、ポツリ。雨の中、結構厳しい釣りだったよ。

竿下ろしから3回の出釣で30尾程の鱒に出逢えた。
スレ掛かりの8寸強イワナはエゴに突進してバット迄絞った。
(寄せられず、立ち込んで引っ張り出したよ…)
濁った瀬でニンフを銜えた1尾は執拗に水底にこだわった。
(結局、バラした…(涙)
良き時代のOrvis調のグリップ回りの意匠や、色とパッケージングのメッセージは心に響いたよ。突出した所の無い素直なアクションも好印象。でも、使い続ける為にはオイラが変わらなきゃならないかも…。
ソフトタッチの新戦力#4ロッドが相棒になるかはまだ??だけど、曲がった竿には鱒達のメッセージが入ったかな!?

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by goo_ism | 2014-07-08 16:14 | フライフィッシング | Comments(10)