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湧水詣で

暖かくうららかな1日を富士の裾野で遊びたくって、よねさんにご一緒してきた。平地の桜はもう終わり、高い所ではどんなもんかなぁと思ったんだが、まあ、静岡よりは残ってたけどやはりもう、散り掛けの終わり初め。平成26年春4月、名残の桜は殊の外心に残った。

よねさんとの出釣は朝が楽。(ガツガツせんでマッタリね)なんて、強がり半分だけど本音だよ。南西が吹いてるらしく、富士山の南側に雲が湧いていた。まだまだスッポリ雪を被った山頂部と藍色の下半分に尾を引く雲の風情…よねさん御推奨ポイントで今日の富士山を記憶に残すべくデジカメを構える。
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山桜を前景に、ベタな絵はがき写真を撮ってみた。空に飛行機雲が糸を引く……どんなに見慣れてても、キレイなものはきれい!日本人で、静岡人で良かったよ。
さて、釣りだ。いつもの支流を覗くと(釣りかも?)って軽が1台、流程の真ん中辺りに停まってる。下は大丈夫と判断して2人で支度を整え、各々に杉林を抜けて沢に下りた。放流ポイント間近なのか、すぐに反応が出る。小さいけどきれいなアマゴがクイルゴードンを銜えてくれた。攻められてるらしく、針に掛かるのは3尾に1尾ぐらい。でも飽きない位に釣れて来る。前後を交代しながら釣り上がる、心浮き立つ楽しい時間だ。
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5寸から大きくて6寸、小判型のくっきりパーと少なめ黒点が印象的なアマゴ。この沢固有の血が濃いのだと聞いた。均整の取れたパツパツの魚体見てたら、思わず笑えてきたよ。
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先を行くよねさんが、フと振り返った。口元に苦笑い、バラしたみたいだ。が、すぐまた前のめりにループを飛ばし始める。こんな場所では自分が釣るのと同じか、或いはもっとか、仲間の釣る姿を見てるのが楽しいな。幸せな気分だ。
この日は5尾釣ったら山菜探しにシフトすると決めていた。沢に下りて3〜40分で何とかノルマを果たし河畔林に潜り込んだけど、何処迄行っても杉また杉の壁状態。精々水辺のカンゾウぐらいしか無い。谷を変えればコゴミもクレソンも、もしかしたらはしりのコシアブラや沢ワサビなんかも見つかるかも知れないんだが、釣りに来たんだからね。カンゾウのなるべく若くて太めだけを選んで少し頂いた。
午後は本流の上の方に沢を変える。去年は開けた河原に何本も太い溢れワサビが茎を伸ばしてたから、目的の大方はそちら。ポイントを飛ばしながら行くつもりだったが、小さいニジマスが次々と毛鉤に突っかかってきた。おっ、チョッと引くなぁってのは20cm程のこれもきれいなニジだった。よねさんとは流れの左右に分かれて互いのペースで釣り上がって行く。
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ここでも2月の雪の影響が顕著だった。広〜い河原なのにそれを横断して立ち塞がる流木の塊があったよ。ここ迄もいたる所で杉や小楢が倒れ込んでいて往生したが、こいつは凄かった。手前に立て掛けた竿が8ft。目指すワサビの河原はこのすぐ上だったんだが…キレ〜に砂漠になってたよ。凄い雪代の奔流がここを洗ったんだろう。2年前の台風の惨状が思い出されて、ちょっと心が震えたな。

追記
最後の画像、八兵衞さんの指摘で勘違いが判った。春先の大雪じゃなく昨年秋の台風の被害だったようだ。思い起こせば我が家もこんな被害に遭ってたよ。藁科川が膨れ上がり、竜みたいにノタうって流れてたのも思い出した。ヤレヤレ、だな。
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by goo_ism | 2014-04-13 19:57 | フライフィッシング | Comments(8)

初山岳に出釣〜

よねさんのブログで「土曜日は何処かへ釣りに!」ってのを読んで、(拙も何とか)とて、支度済ませて連絡してみた。カズさんと山岳へ行く予定とのこと、「まだ早いかもね」って言いながらも、仲間に入れてもらうことになったよ。

よねさんとの釣りはいつもゆっくり目のスタートで、朝が弱い身にはとっても助かる。今回も8時過ぎの集合、よねさん号ステップWGNは本流左岸の山道を快調に上った。こんな時の他愛無い話も、期待を盛り上げる肴だ。でもねぇ・・・山越えの最後の林道の分岐を過ぎ(さあ、これから!)って道の真ん中に、無情の看板とオレンジ色のウマが立ち塞がってた!『林道崩落の為、この先通行が出来ません云々〜』車中言葉も無し。でも、よねさんの抽き出しはこんな時でも全然ダイジョ〜ブ、速攻、替わりの支流へ転進だ。拙は3シーズン振りの再訪、どうなってる?ドキドキだった。

林道は崩れて殆ど使えないって聞いてた通り、以前の1/3も進めなかった。完全に道を埋める崩落の100m程前から歩き始める。
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僅かな踏み跡だけの砂利の崖をヘズルのは、チト怖かったが、そこからは見覚えのある景色を楽しんだ。山桜を愛で、ミソサザイの囀りを聴きながらのハイキングは楽し~。所々道幅半分程になった場所は落差数十mの崖!覗き込むとキ○○マも縮む思いだった。歩き始めて20分ぐらい、某田さんが恐怖で立ち竦んだ尾根筋を辿って下り始める。
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ここで半分ばかりか、もう写真を撮る余裕は無さそうなのでカズさんにモデルをお願いした。ここからは<下りる>と言うより<落ちない>ように踏ん張る道程になる。膝と太腿が悲鳴を上げ出す頃、やっと河原が見えた。フェ〜〜、安堵!
いつもと違って水はタップリ流れている。上でも相当崩れて土砂が入ってる筈なのに、嘘みたいな渓相だ。でもちょっと遡行してみただけで厄介な事になってるのが判った。
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右からも左からも、大小の木が倒れ込んで通らずになっている。枯れた古いのもあるが芽を付けた育ち盛りが多い。ここでも大雪の影響は甚大だったんだな。こんな自然のバリアの所為か、最近の入渓者の痕跡がないのは幸運だったよ。
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釣り始めて程なく、3人とも型を見られた。長くは手を漬けていたくない程冷たい水の住人は、緑色を背中に滲ませた極美形だったよ。スカシも多いけどポツリポツリと釣れ続く。よねさん、カズさんとも快調な様子。前になり後になり、楽しい沢登りだ!!
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今年も早、こんな季節だったんだな。この直前、巻き返しに毛鉤を浮かべていて、底から浮かんで来たオリーブ色の物体に心臓が飛び出しそうな思いをさせられていた。正体はコイツ。ヒキガエル、ガマ。卵で埋まった水溜まりの回りに何匹も集まって春の儀式の真っ最中だった。(ジジイモ、チト、ムムム・・・!)
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島崎憲司郎さんのマシュマロ・ボディを積み重ねたような苔。マシュマロ・ピューパ、一体何本巻けるだろう?自然の造形って、ホント面白い。

よねさん、カズさん、終日お付き合い頂きありがとうございました。次回、また、よろしくです。
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by goo_ism | 2014-04-07 11:56 | フライフィッシング | Comments(6)