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お山でイワナは…驚!喜!

先週の台風は夜になってから雨風とも吹き、降り募った。前々日に父親が弄ったビニールハウスが心配…。朝一で、沢の水が溢れて土砂を撒き散らした山道を軽トラに鞭打って上る。不安は的中してたが予想よりは被害は軽い。1/4がめくれ上がるに留まっていた。まずまず、1日仕事で修理完了。週末仕事が済めば翌週のお山は行けそう。大いに胸を撫で下ろしたよ。

筋肉痛のどうにか納まった週半ば、Jeepsterさん、カズさんとご一緒して新東名を西に向かう。目指すはとあるお山の向こうの小さな流れ。通い始めて大分経つけど、最近は年1度が精々の遠い場所になった。過去何度も人災や天災で半死半生になりながら辛うじて命を繋ぎ、それでも豊かな自然の力でいつの間にか復活を果たしてる、不思議な沢。いつまた壊滅的打撃を受けるか判らないけど、今年の様子を目に焼き付けておきたいと思っていた。5時間超えのドライブで辿り着いた沢は、周囲360度の深緑で、朝早いのにもう春ゼミの音時雨が降り注いでいた。「これでカッコウが啼いたら完璧だね!」なんて言いながら身支度をし、お二人は車で下流へ大型狙い、拙は足元から河原へ下りた。雪代が終わって1月余り、台風の雨もここ迄は届かなかったようで、ヌルの目立つ渇水気味の流れに投じた2投目から程々のイワナが毛鉤を銜えた。河畔の景色は随分変わったが、今回は(物凄くムラがある…)水中の様子はかつてと同じだった。
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竿がアーティスト・ClassOne、リールはハーディ・フェザーウェイト/ラージUガード。魚絵師・内田さんから受け継がせて貰ったペアの使い初めで、ネットもここのイワナをイメージして創ったベンド・モデル。魚は22〜3cmとチト物足りないが、ト〜ッテモいい気分です!!

両手を何度も何度もグ〜パ〜する頃、丁度予定の橋が見える辺りで合流時間を迎えた。満足、お腹一杯。下流組の不調を想定して最後の200m程を釣らずに土手を上がり、橋のたもとで握り飯頬張りつつ2人を待った。30分、40分…。待ち切れず触らず置いた区間を撫でて数尾の良型に遊んで貰うが、1時間を過ぎて事故の不安が頭をもたげる。カズさんの白いSUVが緑の先にポツンと見えた時は、脱力する程ホッとしたよ。様子を聞くと下流は渇水が酷くてポツポツだったとか。残しておいた区間迄やっちゃって、肩身の狭い事…。
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此処からは上流域、左右の支流に分かれて緑のトンネルを抜けていく。毛鉤を入れられるのは流程の半分ぐらいか?河畔のハンの木が倒れ込んだ区間を迂回し、どうにか竿が振れる場所で沢に下りる。対岸の枝を避けて流れに浮かべたカズさんの毛鉤が「ポクッ」て感じで視界から消える。同時に竹竿が根元から絞り込まれた!
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この出釣に合わせて仕上げ、当日お渡ししたカズBendネットからはみ出した、野武士のような見事な野生。ネット全長が34cmだから31.5〜32cmは確実か。拙はここでこんな魚釣った事ないよ。作り手としても嬉しすぎる1尾だ。後ろめたさも吹っ飛んで、気持ち良いことこの上無し!
…フト気付いた、背後の山でカッコウが啼いている!完璧だ〜!!
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もう、本当に満足。釣りは充分。ビールのアテに芽先ウドを摘む。薄い衣でパリっと揚げた天婦羅と、汗をかいたグラスの琥珀色が頭の半分を占める弛み切った視界にス〜っと入って来たのは、かつての湿原の名残。柳の枝にモリアオガエルの卵隗がブラ下がっていた。ヒツジ草の池では、落ちた泡から巣立ったオタマジャクシが育ち始めてるんだろうな。

年1度の22時間遠征。良い時間だった。
Jeepsterさん、カズさん、お世話になりました。また次回も、宜しくお願いしま〜す!
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by goo_ism | 2012-06-30 11:39 | フライフィッシング | Comments(10)

釣りビジョン

先週からCATVかBSの釣りビジョンで伊東の魚絵師・内田進さん出演のプログラムが放映されています。真夏の狩野川支流を釣り上ったり、アトリエで華麗なアマゴのイラストを仕上げて行く迄の、どちらも素敵な内田さんの姿が画面一杯に踊っています。見られる環境にある方は是非!スケジュールは下記HPで〜す。

釣りビジョン/フィッシング・カフェ

さてさて、その番組中。釣り上る内田さんの背で揺れ続け、何尾かの○●△や▽◎■を掬い獲ったのが魚絵師・尺/Td3123ネット。本流アマゴを狙って富士川に通っていた、2007年2月に作ったモノだ。一昨年のルアー回帰を焚き付けて(?)くれた内田さんに、精一杯の感謝として使って頂いたのだが、釣りシーンでズ〜っと映ってて少しばかり面映かったね。
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右奥がその現物。バール・ウォルナットのグリップ、メープルとカリンでフレームを組んだ。メンテナンスで預かった際に、偶々出来上がったインレイ尺・モデルと一緒に記録しといた画像だ。
手前味噌だが、良いネットだったよ。
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by goo_ism | 2012-06-26 10:33 | craft | Comments(11)

ウェイディング・シューズを弄る

チョイと身の回りの変化で釣りに行けない日々。毛鉤巻きも飽きた…。で、ウェイディング・シューズの補修をしてみた。山岳用ラバーソールの点検(昨年は現場で剥がれた!)もあるしね。天袋をゴソゴソしてたら思いがけず懐かしいのが出て来た。『ワインブレナー・アルティメイト』もう20年以上前に下ろし、多分10年近く履いた。フェルトを張り替えようと試みて、半日格闘して剥がせず、メゲて放り込んどいたんだよね。丈夫にも、程がある!ダブル・フェルトが濡れると強烈に重かったが、万全の信頼を置けた逸品だ。型くずれもなく、ソールを張り替えれば明日からでも現場復帰出来る。
嬉しくなった。こいつを直そう!

最高のフット・ギアの対局に、「個人的に最悪」なシューズ。2シーズン弱、回数としては10回多くても15回。外側の縫い目は1シーズン目半ばからほつれ口を開けた。柔らかい、濡れると伸びて足首を全然ホールドしないアッパー。『ナンデッ!!?』って程巾の狭いフェルトソール。1日釣り上がってヘロヘロの帰り道、一体何度つんのめったり転びかけた事か。幸い怪我はしなかったが河原での七転八倒、軽さと柔らかさを求めた我が身の愚かさを呪ったもんだ。
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左が私的最良のフットギア(US7サイズ)、右が最悪のそれ(US9サイズ)。フェルトの面積がこんなにも違ってたんだね。現場からのフィードバックの有無とモノづくりとしての志の差が一目瞭然!…ですよね。
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こんなのも。
右はヌルが少ない山岳渓流用ラバー・ソール。10年程使ってるが2足ローテと使用頻度の少なさで、まだまだバリッとしてる。アッパーもソールもチト巾狭なのが難。左は新規投入のKORKERS。boaレーシング・システムってのがウリだが、果たしてヒモ締めと優劣は?ってのが気になる所。台風の大水が落ち着いたら、確かめに行こうっと!
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by goo_ism | 2012-06-19 20:42 | フライフィッシング | Comments(12)