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ネットのリペア

心ならずも、今年の渓流シーズンは台風の直撃で強制終了となってしまった。残り半月、場所に依っては10月一杯迄川で鱒を狙えるとはいえ、釣り上げた直後から見る見る黒く色を変えるアマゴを見るのは今はチョッと…。でもでも……、もう少しだけで良いから鱒の息づかいを感じていたかった。
出釣も諦めた3連休の最後日、ヴェストを片付けていて背中から外した愛用のネットを久しぶりにしげしげと眺めた。ここ何年かはチェックもメンテナンスもナンにもしないで使いっ放しで来た、ティアドロップの最小サイズ。木型の日付は『2006・5月中旬』。思い返せば恐竜のロングシャンク・ネットをデザインした際、同じモチーフの最大と最小を作っちゃおうと遊び半分で起したモデルだが、ほぼコイツだけで5年間通すことになった。木曽御岳では危うく大怪我から救って貰いもした。モノとの縁ってのは面白いもんだ。付いた傷は応急処置でその後何ともなく3年が経ったが、仔細に見たらやはり相応にくたびれていた。
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シカモアとビーチ、ローズウッドであっさりまとめた極めて細いフォルムは今見てもキレイだ。やはりこのティストが1番自分らしいと思う。オイルで拭き上げた表面は意外としっかりしてる。

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グリップエンドは傷だらけだが、ここはしょうがない。水の沁み込みも無く、軽く削り直せば全然ノープロブレム。フレームの剥離やヒビなんかも皆無で、細っこいのに驚く程丈夫だよ。素材のバランスが良かったんだろう。

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某田さんに貰って付けたバッキング・ライン製ネット、一部が切れていた。今見るとアチコチつなぎ目だらけで(???)だが5年間支えてくれたありがたいブツ、某田さんへの畏敬の念を込めて殿堂入りだ。ネットを外して表面を均して再度オイルで拭き上げればバリバリの健康体、オイル仕上げの良いトコだな。ネットはオリーブ色に染めた#3のナイロンで編もう。仕上がればもう別の顔、もっと大事に使ってやらなきゃね。

作って直ぐの7月に、野呂川で獲った34センチ。堰堤下の巻き返しでユルユルと浮いて来て「ゴポン!」と反転したシーンが目に浮かぶ。小ちゃくても充分使い物になるって証の、嬉しい1尾だった。
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それにしても…何にも考えてない写真だな。恥ずかし〜。
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by goo_ism | 2011-09-26 21:04 | craft | Comments(12)

〆…かな?

猛暑・酷暑をやり過ごしたら、渓終いが直ぐそこに迫っていた。今年のシーズンもあっけなく終わってしまうなぁ…。黄昏れの金曜午後、八兵衞さんから声『密書』が来た。台風が過ぎたばかりでまさか釣りにはなるまいと思っていたのに「行くよ〜!goo~さん入れて4人ね〜。」って、驚きのお誘いだ。夕方にはカズさんからも連絡頂き、明朝道すがらのピックアップをお願いして夕飯もソコソコに必死で網を編む。休眠中のタモを今シーズン中に実戦配備したかった。時計の針が真上を過ぎてやっと完成した…でも、タイムアップ。諦めて布団に入ったが、何故か目覚ましが鳴る丁度1時間前に目が覚めた。やった、間に合う!寝ぼけ眼で2回やり直して、ピッタリ1時間で最後の1目を結び終えた。今日はいいことあるぞ〜、とその時は思ったんだ…。

国道のBPを東に向かい興津川で左に折れる。いつものコンビニで、いつもの様に昼飯を仕入れる。パートナーが変わってもおんなじ、釣り朝のルーティンだね。チト遅刻で道の駅で八・Jeepコンビと落ち合い、いつも助手席で通い慣れた山道の急勾配を上る。遥か下に見える川は…どう見ても大増水だ。釣り人の希望的観測でとにかく目的地迄上る事にしたが、大分手前で先行のE280が止まった。林道の直ぐ脇の流れを見て首を振りながら歩いて来る八兵衞さん、「過去最高水位だね」ってことで即転進が決まった。ドロドロの本流に沿って小1時間、途中やれそうな支流を抑えにインプットしつつ、上流を目指す。春先に入った支流も濁りが無いだけマシって増水だったが、トンネルを越えて見下ろした別の支流は「平水??」と見紛う水位だった。最後の2俣で狐につままれた気分で支度をし、2手に別れて川に下りた。拙の苦手なボサ・ルート。今年は克服する決意だったのに、全然上達しない。やんなっちゃう、のである。かたや源流好きの八兵衞さんは慣れたもの、ほぼリーダーだけで毛鉤をポイントに置いて行く。時々ラインが後の枝を叩いてもまるで気にしない(?)かのように、良いテンポで釣り上る。「カァ〜!」ってバラした時の掛け声も快調だ。ポイント毎に交代して休憩中、フと見ると八さんの竹竿が大きく曲がっていた。掛けた、獲った。ニコパチに駆け付けると、秋色を帯びた良型アマゴが八兵衞ネットに収まっていた。
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ここでこんな(他人が釣った魚の)画像が来るってことは……、スルドイ!拙は写真を撮れるような魚釣れなかったんです。サツキ狙いのミノーのようなアマゴが1尾だけ。八兵衞さんが釣った2尾の8寸絡みを目に焼き付けて、午前中の釣りを終えた。
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撮るものも無かったんでフと覗き込んだ足許の石に打ち込んであった、こんなモンをタックルと一緒に写してみた。思い出すと何度も見た気がする。ミミズ〜ルアー〜フライと道具は変わっても、若い頃から同じような場所で釣りして来たってことだな。

さて、昼食後はトンネル向こうの春先の支流を目指す。下流は恐らく30センチは水位が高い。ここで渡れないって増水は初めてだ。それでも濁りは殆ど無いのは、周りの森がよほどしっかりしてる証だろう。まだまだ捨てたもんじゃないな。嬉しくなる。こっちはカズさんと川へ下りた。葦原に邪魔されて川通しが大変になった所迄は無反応、(ここもか!?)と一瞬暗くなったが再入渓してすぐ、小さいのが立て続けに毛鉤を銜えた。交代で何尾か釣って、やっと少しだけG#4を曲げる魚が掛かった。
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外からでも判るぐらいお腹がゴツゴツしてる。何を食ってるのか、釣れる魚全部この状態だった。イワナも混じる区間故弛みや反転流もしつこく流してみたが、そもこの日はそんな緩い流れが極少ない。どこでこの増水を遣り過ごすやら、無事でいて欲しいと願った。

結局ここも芳しい反応は続かなかった。共に数尾で八・Jeep組と合流後は更なる高みに向かうことになった。もはや釣果に期待はしない、遥か『天空の流れ』(:命名カズさん)だ。下流の増水はここでは丁度良い美しい流れになっていた。案の定……魚の影は無かった。
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親爺Fフィッシャー4人で記念撮影。気の合う仲間と過ごす快適な時間が貴重な釣果の、秋の1日だった。昨日の激烈台風で静岡周辺の渓は自動禁漁か?良い〆の釣りだったな。
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by goo_ism | 2011-09-22 11:16 | フライフィッシング | Comments(8)