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癒しの渓

本流連敗中、サクラが満開の雨後に宝石みたいなアマゴを見せてくれた里川に出掛けてみた。今日はSLは見えないけど、件の堰堤はかくの如し。。
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山も岸辺も柔らかい緑が芽吹いて、深呼吸するだけで健康になれそうな「如何にも!」な日本の春の風情。大災害にあった東北でも、季節は巡って山は美しい季節だろうにと、柄にも無く考え込んでみたり…。

よねさんに訊いた通り林道をドンドン上がると、流れは細いが下流部より開けた渓相になった。お目当ての駐車スペースには農作業のトラック、仕方なく少し下って路肩に寄せて車を停めた。急いで支度し、2〜300m下って河原に滑り込む。
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入渓すぐ、ゲートの様に流れに倒木が倒れ込んでいた。この奥は別世界…。(ノ〜天気な)釣り人ならではの心象風景みたいでしょ?でもね〜、…釣りは全然甘いもんじゃありませんでした。魚の反応は極々少なく、かつ殆どが空喰いして帰る。やっと掛けた1尾も寄せで外れた。岸辺の砂利には偶蹄類の足跡がい〜っぱい、イタドリもみな真ん中で食いちぎられていた。それにしても…、釣れない!
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ポツンとこんな足跡。少し離れてもう2カ所。一体なんの痕跡だろ?山菜鈴を忘れたんで、ここから角毎に笛吹いてみたり。相変わらず魚は出て来ない。どのぐらい釣り上ったのか、川は細り水筒のお茶が切れたのを潮時と林道に上がった。さて車はどっちだ?3時間の釣り、追い越してはいないだろうと先ずは上へ。で、すぐ黄色い看板が目に飛び込んで来た。
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こういうのってやだね〜。今にも出てきそうな気がして、ビクビク周りを見回しちまったよ。行きに見た記憶のない景色に、苦笑いしつつ後戻り、車が見え一安心してフッと外した視線の先に、デカイ羽根が落ちていた。
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魚の画像が1枚もないから、今日の相棒・自分で組んだ7/11&フェザーウェイト・コンビと記念撮影した。トビと思しき猛禽のセカンダリー・クイル、大分痛んでいるが綺麗な模様だぁ。自然の造形って、ホント偉大だね。
釣れなかったけど、まず、良い1日でした。

PS;何年ぶりかのオービスは足許釣るのが大変だった。反面10mぐらいラインを出すと俄然生き生きし出す。柔らかいとはいえ、やっぱUSロッドだね。インファンテの4番、決断すべきか…。
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by goo_ism | 2011-05-22 12:29 | フライフィッシング | Comments(8)

残念、無念…

今年の狩野川の釣りは変わる筈だった。3月末に漁協の総会で『ルアー&フライ・フィッシングは、下流部に限定して7月一杯迄釣りが可能』と漁業規則が改訂され、静岡県の認可が下りれば今シーズンから発効する、そんな段取りと聴いていたのだが…。

本流部の禁漁迄残り1週間という昨日、「ペンディングになっちゃった!」というBAD NEWS。『ルアー&フライ・アングラーは入漁券を買わずに釣りをする。故に規則の改定を認可するな』という趣旨の抗議文が県に届き、継続審議となったとのこと。事の善し悪しは別として、耳を疑った。過去幾つもの河川の漁業規則改訂を見聞したが、漁協が総会で決定した案件が認可されなかったというのは記憶に無い。

狩野川は鮎の川、それも友釣り発祥の『本丸』だ。春にニュースを聞いた時も頭の隅に、こんな事が起きるんじゃないかという消し難い不安と、組織が一枚岩たり得るだろうかという若干の心配があった。何かが変わる時、様々な思惑が交錯するのは常である。抗議文の中にルアー&フライ・アングラーの何割ぐらいが入漁券を買わずに釣ってるという、データでもあったのだろうか?果たして狩野川で釣りをする自分は、後ろ指を指されない行動をしていただろうか?

各々が自戒し、正すべきは正そうではないか。『お天道様は視てる』のである。

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去年魚絵師さんに導かれて再びルアーロッドを握り、春の伊豆を満喫した春の日。上がり際に見上げた空を飛行機雲が渡っていた。向こう側に夢があるようで、飛行機雲、大好きなんだ。今度の件もきっとフェアな良い結論が出る、そんな希望を持って待っていたい。

(以上の如き事情にて今年も5月19日をもって、狩野川本流のルアー&フライ・フィッシングは禁漁になります。フライングでコメントしましたが、ゴメンなさい!!ルアー・フライの釣りは例年通りにしかできません。5月20日以降に狩野川本流でルアー・フライフィッシングはしないでくださいね〜。詳しくは入漁券を買う際にご確認を〜。)
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by goo_ism | 2011-05-14 18:03 | 鱒釣り(・・・ルア〜) | Comments(12)

フルチャージ

半農半デの連休が終わった。身体の慣れと休日の効果で筋肉痛も程々で収まると、俄に釣りに行きたくなった。(辻褄合わせでもいい…)そうは思っても出来れば広い河原で気持ち良く釣りたい。久しぶりで静岡に戻って来たよねさんに、図々しくも「どっか行こう!」コール、林道チャリアタックが決まった。車・チャリ・現地ガイド迄全てよねさんにオンブに抱っこの大名釣り、釣果まで望んだらバチが当る!
朝は苦手というが全然そうは思えないよねさんのステップ・ワゴンで、7:30我が家発。静岡側からのアプローチは、西側からのそれに比して距離は少し短いが勾配のキツいワインディングが続き、初めてのよねさんは少し戸惑い気味で気の毒だった。勝手知った拙でも(こんなに遠かったか?)と思った程。途中お昼を仕入れたり自販機で入漁券を買ったりで、車止めまで2時間半掛かっていた。急いで釣り支度…したつもりだったがウェーディング・シューズに苦労して足を突っ込んでる最中には、よねさんはもう全て終わって涼しい顔。恐れ入りました!久々のチャリは砂利に乗って滑りそうで、怖くて湖岸側を走れない。前を行くよねさんはドンドン小さくなる。ケツは痛い、腿が張る、汗が目に沁みるで、たったの数キロが何倍にも感じたけど、ほんの15分程でよねさんは路肩に滑り込んだ。(助かった〜!)

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上流も下流も大小のダムで寸断された流れは、上からは河原砂漠に見えるが砂利を穿つ流れには綺麗な野生が棲むと言う。ワクワクしながら先ずは対岸を目指す。
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支流の入口で新緑に浸透して行くかの、よねさん。滑らかなループでボサ下の流れに毛鉤を捩じ込んで行く。ここでは何尾か毛鉤を追って出たが、1尾(バラし!)を除いて寸前で川底にお帰りになった。あらら、相当やられてます!

本流に戻って遡行開始、早々に対岸のよねさんにアタック。キャッチ寸前でバラしたようだ。(おお〜、居るじゃん!)とて、流芯こちら側にダン系統の毛鉤を浮かべるとすぐ、22〜3cmのいかにも彼の川らしい1尾が反応した。
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画像は多分、2尾目の8寸。不規則なパー、体長以上に体高と上から見た時の幅の広さ(紡錘形)が、記憶に残るこの川の魚の特徴を如実に語っていた。
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こちらは別の魚。肌色が少し暗い、これもここの魚の特徴か?下流部、ダムのシルトで濁り気味の本流で釣った魚で印象的な色合いだったが、上でも全く同じだ。
水温は10度ぐらいかな?魚の密度はさして高くはない。居るところには居る、但し単独或いは2尾迄。そんな印象で釣り上がる内、「ピシ!」って感じのライズが見られる様になった。暫く眺めても散発、流下物は見られない。半沈イマージャー〜ノーハックル〜CDCスペント、全て毛鉤直下でキラッと見切って帰る。沈めようかと思ったが、上流のよねさんはもう姿が見えない。悔しいけど見切って歩を進め、流芯流れ込み脇を通した見易い毛鉤に今日一アマゴ。寄せに掛かるとポロッ!と外れた。キッチリ掛けたつもりだったが浅かったってこと、多分ドラッグだね。ここで7Xを1ヒロ足した。ドキドキの体高が目に浮かぶけど、後悔先に立たず…。
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たった1尾だがイワナも出てくれた。水彩や水墨画のたらし込みのような模様を纏った丁度の9寸。在来かは(?)だが確実に何世代かここで生きて来ただろう野生。川がこのままならズッと遺伝子を繋いで行くんだろうね。

数は程々だったが、全てピカピカした完璧な魚ばかり。節々に残る筋肉痛が1尾1尾の記憶のようだ。山の力を貰って細胞の隅々迄活性化した気分です。よねさん、ありがとうございました〜。

<追記>
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よねさんが釣り最中の写真を送ってくれた。恥ずかしながら、全身で笑ってる!
こんなに嬉しそうに釣りしてるんだねぇ、驚いたよ。
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by goo_ism | 2011-05-08 12:04 | フライフィッシング | Comments(12)