<   2011年 01月 ( 5 )   > この月の画像一覧

エナメル線毛鉤を試しに行く

4年間、1台で我が家のアレコレを支えてくれたダイハツ・タントだが、娘が免許を取ってからはほぼ彼女専用車の如し。「しょ〜がねえなぁ」とて、親2人で使うべく正月すぐ中古のワゴンRを購った。15年ぶりのスズキは、挙動にゴムが挟まったような感覚。一言「鈍い!」。ア〜ァア・・・。

「車の感覚掴むには、少し長距離走ってみないと」なんて言い訳しながら週半ばの水曜日、バイパスを西に向かった。80km/hを過ぎると盛大になる!風切り音をBGMに、珍しくスムーズに天竺入り。柔らかすぎると感じた足回りも慣れ始めると、良くストロークするのが分かり、うねって続く山道をそれなりに走る。少し気を良くして、普段は渡る橋をパスして上流に回り込むと、目前の見覚えあるSUVから正装したFFマンが2人。
(アリャ?・・・!?)何たる偶然、カズさんとお仲間のkanzoさん。暮れのオイオフ以来だ。仲間が出来た嬉しさに「これ、使ってみて」と、図々しくもエナメル線毛鉤を押し付けて、3人で支流流れ込みの階段を下りた。護岸の上にビッチリと張って輝く氷は、その日の釣りを暗示してる気がチラっとしたり・・・、した。

e0143892_1223729.jpg


入ってすぐはガンガン瀬をニンフで下る。モジャモジャやスレンダー、ピカピカなんかも試すが水中からは何の合図も無い。途中で出逢った常連さん(珍しく瀬好きだった)は、今シーズンは流れに入ってる魚が少ないようだと教えてくれた。渋々、流れの緩い下流へ廻り、沖のミゾに向けて毛鉤を投げる。上流からの風が容赦なく体温を奪い雪も舞うが、釣りたい一心、ただ投げる〜流す、投げる〜流す、投げる〜流す・・・。一瞬でも雲が切れ日が射すと、ホッとする程暖かい。お天道様、ありがとぉ〜!である。

一度の当りも無いままお昼のチャイムを聞き、それでもと頑張り・・・、結局心折れて3人で階段を上がる。護岸の板氷は少しだけ溶け掛かっていた。

e0143892_12273227.jpg
          (温い道端で湯が沸くのを待つカズさん・kanzoさん。)

八兵衞さんからの頂き物、アル・バーナー2号の点火式を執り行う予定でポットに湯、それとカレー・ヌードルを用意して行った。今回は火傷しないで滞り無くラーメンが出来たよ、八っつぁん!
2個のお握りとカズさん・ゴチのコーヒー、満腹・幸せだぁ!道端は風裏になるのか、ほのぼの暖かい。

e0143892_13415787.jpg
    (ロッド・ティップから数m先にウールのインディケーター、分かります・・・?)

(眠りたい〜、サボりたい〜、釣りなんかもうイイやぁ)って気持ちを振り払いジャケットを着替えてやっとこ川辺に下りる。板氷の溶けシミは大分広がっていた。(釣れるかもしれない!?)ムリムリ自分を鼓舞して、魚が溜まってそうな殆ど止まった流れでインディケーターを見詰める。30分、1時間・・・、釣れない、てか当りすら無い。苦手な我慢に業を煮やして、ガンガン瀬でやる気のある魚狙いに切り替える。(1尾で良いんだ、1尾で!)の願いも天には届かず。タイムアップ。

e0143892_13515489.jpg


撤収〜〜〜!!見上げたダム上の景色は風に舞う雪で霞んでいた。日中の僅かな日差しで護岸の板氷はシャーベット状に溶け始めてたけれど・・・、福音は訪れなかった。

結論:『エナメル線毛鉤とて、食う気が無い魚を釣ることは出来ない!』(負け惜しみ・・・)
[PR]
by goo_ism | 2011-01-27 14:07 | フライフィッシング | Comments(12)

ヴァイスをメンテナンスする

冬の間、まあ、基本的に無聊を託つのではあるが偶に暇つぶしに、解禁の渓や来週行くつもりの管理釣り場を夢見て巻く毛鉤は、基本的にゴツい大柄なモノになる(拙の場合です・・)。そんな毛鉤を巻くヴァイスに、何より必要な機能は「フックがガッチリ止まって微動だにしない」こと(あっ、これも同じく・・)。17〜8年程前にダイナキングを入れたから、ヴァイスはあまり遠回りせずに済んだ。他はトンプソン、マリエットぐらいしか知らない。DKスープリームはほぼ何の不満も無く、年間1000本を超えて巻き続ける何年かを支えてくれた。ジョーだけはさすがに2本使ったが、他にはまだ何のヘタりも無い。

10年ばかり前、もう一台の大事なパートナーが仲間入りした。

e0143892_1621045.jpg


Regalペディスタル・ヴァイス。我が家へ来た時は真っ赤に錆び、うず高い埃にまみれて顔色も無し。CRC1本と歯ブラシ、竹グシでメンテナンスしてどうにか使う気になった。使ってみたら流石は往年の名機、フックを挟んで正に微動だにしない。DKとはまた違う安心感で、ニンフやストリーマーを巻く時は自然とこっちを使う様になった。

e0143892_16163127.jpg


このヴァイスで1番(スゲェなぁ〜!)と感心してるのは、このジョー。あまりに先っぽでフックを挟んでしまい僅かに欠いてしまったが、常時負荷で20年以上、強大なテンションで2本の鋼を締め付けていて折れもしなけりゃ曲がりもしない。この製品を作ったメーカーの、材質への知識と経験値には、ほとほと頭が下がる。外見は機能並に無骨だが、これも善きメイド・イン・アメリカと思えば、愛着も湧くってもんだ(決して彼の国が好きな訳じゃないけども・・・)。

この冬のゴツ系毛鉤巻きが一段落したとて、CRCと歯ブラシ・メンテナンス。まだまだ・・・、こっちの指が動かなくなる迄現役で付き合ってくれるだろう。
[PR]
by goo_ism | 2011-01-25 16:43 | フライフィッシング | Comments(8)

指先に挑戦する

EJさんのブログはいつも良い刺激をくれる。そも、拙がエナメル線フェチだと自覚させてくれたのが、丁度2年前のソーヤー・ニンフのログだった。当方は最近タイイング機会が激減したけど、偶にヴァイスに向かって巻くのは大概エナメル線毛鉤。「簡単・釣れる・奥が深い」更に「極めてリアル」だと思っている。鶏の羽・鹿の体毛・兎の耳に次ぐ、独断的「準3種の神器」。

EJさんの最近の記事が、また琴線に触れまくりだった。曰く「髪より細いワイアー・・・」

同じようなモノ、持ってる。時計かなにかをバラした際に出て来てあまりの細さに瞠目し、早速PTを巻いてみたのだが「髪の毛より遥かに弱い(フッと切れる)」し、色も生銅色で「こりゃぁ、使えんわ!」と結論して引き出しに放り込み、既に忘れていた。

e0143892_10555929.jpg


EJさんの画像にそそられて(これならいけるかも?)と、ブラッシーを巻いてみた。どうせなら手持ち最小のTMC518#32に巻こうと、久々のダイナキングの先に苦労して挟んだフックの小ささよ!ド近眼にして老眼オヤジの手に負えるのか・・・、ブツブツ切れるワイアーに悪態を吐きながら、息を詰めて2本巻いた。ボディはイッテ来いでワイアー2層、ソラックスはクジャクのハールを毟ってタッチダビング。これ以上の知恵は無い、今の拙にはこれが精々。情けなや我が手指・・・。続けて数本続ければきれいに巻けそうだが、もうイヤ!になった。もう、い〜や。

e0143892_11112938.jpg



銅線の径はいったい何ミリぐらいなんだろう?以前EJさんに測ってもらったのは0.09ミリだとか、目測だが半分ぐらい!?指先の手荒れに引っ掛かって、切れた。髪の毛の1/5の強度も無いだろうな。
真ん中上のグレイ・グースがTMC518#22、左下ブラッシー同508#24、上のPTはMarutoの#20に、それぞれ0.09ミリのワイアで巻いてある。#32は毛鉤巻き代部が2.5ミリ。このフックに巻いたミッジ毛鉤はあまりに使い勝手が悪く、フライボックスの肥やしと化している。あと何本か巻いてこの春は使おうか・・・、悩ましいところ。

(2時間後追記)
マズいぞ・・・。ハマりそうだ。
生銅色がどうにも我慢出来ない、エナメルかぁ・・・。唐突に、思い出した。
(何処かにカシューがあった筈!)
家中捜して、書棚の奥に記憶の缶を見つけた。20年は経ってるよなぁ、固まってるか・・・?

e0143892_14264827.jpg


ドロドロだったけど、どうにか使えそう。もう1本#32を巻いて、竹串でアブドメンに透色を塗った。

ウフフ、良い感じじゃん!
[PR]
by goo_ism | 2011-01-15 11:36 | フライフィッシング | Comments(20)

カワセミのお狩り場を見に行く

我が家に程近い里川べりを、ほぼ毎日散歩する事にしている。川岸は両面護岸のホントにドォ〜ってことない、ただの田舎の川。でも毎日見ていると、なかなかに愛おしい四季の変化に富んでいる。

e0143892_2025406.jpg


国道の橋の袂の水道管、手前の白い汚れはカワセミの糞だ。水面から3m程、ここに止まって水面を凝視する姿をよく見掛ける。警戒心が非常に強くて、こちらが見つけた時には既に飛び立つ体勢、って事が多い。彼等のお狩り場を捜すにはこの白い糞の跡に注意してれば良い。「チ・チ・チィッ!」と鋭く啼きながら、視界を切り裂いて飛ぶ翡翠色の小さな固まりに出逢えた日は、何やら得した気分になる。写真には・・・速過ぎて、納める事が出来ない・・・。

e0143892_2036247.jpg


冬は銀バヤが群れを成す。それを狙うシラサギも、やはり数を増す気がする。

多分、手前はコサギで奥はチュウダイサギ。抜き足差し足して、葦の間に嘴を突っ込んでいた。アブラッパヤかドジョウでも狙っていたのだろうか。落ち着かないカルガモ夫婦が割り込んでは、水面を賑わす。

嗚呼、好日也。
[PR]
by goo_ism | 2011-01-12 21:00 | 鳥見 | Comments(4)

ポケモン池へ初釣りに行く

暮れに引いた風邪は、お楽しみだった忘年会を泣く泣く欠席して静養に励んだ甲斐あって、大晦日から大分楽になった。年始の挨拶も一段落、雑煮やお節も食べ飽きた・・・、もうやる事ぁ無い。シミズの親分やJeepさんたちは元日を挟んで連荘で東山だとか。ウ〜シ、おいらも行ってみるか!

e0143892_2051486.jpg


我が家からは3〜40分の距離にある、港に程近い管理釣り場。池の真ん中の島に意味不明なヤシの木が植わっている、なんともシュールな景色の池だ。いつもは北風だったり海風だったり、とにかく常に強風に吹き晒される場所なんだが、奇跡のようにソヨ吹く風とポカポカ暖かい日差しの午後。真っ青な空を背にスックと立つヤシは一段と奇妙な空気を振り撒いていた。此処に来るのも随分久しぶり、前回の正月(4年前かな?)は閑古鳥が啼いていた池端は、ほぼ隙間無くルアーマンが立ち並んで一心不乱に竿を振っていた。そしてまた、ほぼ例外なく背後のロッドスタンドには2〜3本のスペアロッド!話に聴いてた釣り具屋の『戦略とその戦果』を見せつけられた格好の片田舎の池を、それでも何とか入れる場所を探して1周して、200人程のルアー客の一角でフライロッドを振る数人を見つけ端ッコに入れて貰った。目の前15mにはヤシの島、ロングキャスト等望めないから出来るだけ下がってループを出す(精々17〜8mか)。廻りはみんな投げないし、浮き&モジャモジャ毛鉤の垂らし釣り。フライ用品が売れる訳ぁないなぁ・・・。

e0143892_20503994.jpg


デカ目のドライフライとチッチャ目エナメル線フライにこだわって釣ってみても、昨年4月初め以来の毛鉤釣り(おっと、オイオフでオイカワ狙ったか)で、思うように釣れてくる程魚はヤワじゃなかった。2時間程で両方とも数尾づつ。でも気持ち良〜い、開放される2時間だった。
寄せて来た魚に向けてカメラを突っ込み、闇雲にシャッターを切ってみた。めったにピントが魚に行ったことがなかったが、珍しい1ショット!

e0143892_2131744.jpg


魚はみなこんな色・型のニジマス。口元の#20フェザン・テールを「モジモジ・ツゥ〜」と引き込んで楽しませてくれた。毛鉤釣り、やっぱ、スゴく楽しい!!
[PR]
by goo_ism | 2011-01-03 21:12 | フライフィッシング | Comments(12)