カテゴリ:フライフィッシング( 132 )

渓流〜シーズンⅡ

GW初っ端から始めたワサビ収穫作業。中休みを挟んで足掛け丁度一ヶ月、やっと終わった!!いやぁ、正直、長かったぁ…。
e0143892_20142996.jpg
収穫したワサビはこの製品になります。このパックの中の何%かは、家で収穫したモノの筈。何処かで見掛けたら(ハハァン…)と思ってやってね。なんならお買い上げくださいな、冷酒の良いアテになります。

2日程は寝たり起きたりでお休みして疲れを抜いて、週末からボチボチ野良を始動。同時に出釣も予定してたんだけど、鮎の解禁日に重なって本流は入る場所が無さそうってんで、急遽中止になった。八兵衞さんに連絡したら長野の帰りで翌日は×、もしかしたらカズさんがどうだろ?って思ったけど留守電。仕方ないから、再来週のみちのく遠征に向けて新しいネットをでっち上げることにしたよ。次の週の芝川のイベントもあるし、まあ、賑やかしだね。その内見て貰えるところ迄来たら記事にしてみますわ。

で、翌日。フレームと同時進行でネットを編みはじめてた宵の口、カズさんから思いもよらず連絡を頂いた。南アからの帰路の車中だという。翌日も休みなので出釣に同行してくれるって、なんともありがたいお話だ!近場の沢を行けるとこ迄詰めてみようってことに。やったね!アバリ放り出して、祝杯、祝杯。したたか酔ったよ。
明けて月曜日、カズさんのCX−5が本流左岸を走る。川に立ち込む鮎師は思いの外少ないよ。どんなシーズンになるのか、豊漁を祈ろう。狙いの支流への分岐を曲がり、クネクネと山道を上る。普段は軽ばかりだから道がヤケに狭く感じるよ。デカイvolvo乗ってたのに、笑っちゃったね。存外早く入渓点に着いた。始めての場所だからワクワクドキドキで支度して川へ降りた。水は相当に少ないそうだ。案の定魚の反応はシビア、いや、とっても厳しい。喰わえ損ねや毛鉤の10cmも横へのライズに大苦戦、数回のスカシの後やっと掛けたのは2寸足らずの正に『稚魚』。それからもどうしても5寸を超えない。マイッタ…。
e0143892_20593434.jpg
殆ど廃道と化した林道の橋の下のトンネルを抜ける。この上に別世界が在れかしと願って、カズさんに続いた。渓相は徐々に良くなって行くが、魚の反応もサイズも相変わらず。延々2m程も毛鉤の下を付いてきて、肩で見切って返って行く姿に溜め息が漏れる。初夏によくあるパターンだ。多分狙いは、飛び回ってたオドリバエ?進歩しない釣り人であることよ。
e0143892_2192717.jpg
歯ぎしりし過ぎて奥歯が減ったか?って頃合いで、やっとマトモなサイズがやってきた、エイやっとの20cm。でも、嬉しい〜〜!『エッ!?』てぐらい速い、溝みたいなポイントからガッツリ毛鉤を銜えてきた。金粉銀粉をまぶしたような極美の肌色と、大粒で少なめの背中の黒点を目に焼き付けてきたよ。この1尾で報われた、そんな気分。幸せ!
e0143892_21184888.jpg
詰める程に渓相は美しくなる。突然のゴルジュを過ぎると、大岩を越えて落差を稼ぐ区間が続く。それでも高巻きや無理な川通しもない、程々の沢だ。息が上がり始めた頃合い、大岩の向こうに白い帯が見えた。明らかな魚止めの滝。この先に魚を上げた粋人もいるかも知れないが、ここで終わる事にする。随分久しぶりの『キリ』までの釣りだった。上流に人の暮らしが無い川の釣り上がりは、怖くもあるが本当に気持が良いな。我が家から小一時間の別世界、再訪したい場所がまた増えた。カズさん、感謝、多謝!!
[PR]
by goo_ism | 2014-06-03 21:40 | フライフィッシング | Comments(10)

中休み

ワサビ収穫の真っ盛り…の筈だったんだが、やっぱり昨年の播種のしくじりが尾を引き、生育待ちで10日程の中断を入れる事にした。それでも前半の1週間の大雨の翌日、野良仕事に向かう道中で素敵な景色に出逢えたよ。
e0143892_112366.jpg
スッポリと靄に包まれてるが、この道の先にはこれから越える山が立ち塞がっている。左右の田圃は休耕田、秋には一面のコスモスが迎えてくれる。田圃の側には素敵な家具を創る工場があって、山里に少しだけ華やいだ彩りのある場所だ。
で、ここを通って、山を越えて、向こうの谷筋を上って、小一時間でワサビ園地に着く。
e0143892_11142420.jpg
今年もここまでは順調順調!瑞々しい緑と鼻をくすぐる青臭い香り、身体はしんどいけど収穫の喜びって、イイもんでっせ!!

取り敢えずの疲れが抜けたこどもの日、2年振りの本流に行ってみようと思い立った。上のダムの工事が終わって劇的に水がキレイになってると聞いてたが、何年も騙され続けだから???だったよ。
e0143892_11281953.jpg
伝え聞きはホントだった!川に沿って走る鉄道の線路の向こうに見える本流は、やや水量が少なく見えたがもう何年も見た事が無い程に澄んでいた。降り出した雨の中ホクホクと支度して、ワクワクしながら薮を潜った。

始めて訪れた時幾つもライズを獲った目の前の瀬は、「エェ〜ッ!」て程細っており、魚の気配等感じられはしない。渡るのが怖かった流れ込みは膝程で、上流の護岸を噛んでいた激流ポイントは影も形も無い。またここでも…。この先どれ程こんな思いをするのか…。水量さえ戻ればかつての懐の深さを取り戻せる筈なんだよなぁ〜。
e0143892_1148870.jpg
楽しみにしてたデカデカのライズは見られなかったが、途中の瀬でやっと小アマゴが跳び出した。サイズも姿形も思惑とは大違いだったけど、激しさを増す雨の中、何処迄も沈みそうな気分を慰めてくれた、嬉しい1尾だったよ。

チト心残りで、帰りに寄り道。一またぎの沢でちびチャンに遊んで貰った。最近、こんなんばっか…(涙)。
[PR]
by goo_ism | 2014-05-07 12:03 | フライフィッシング | Comments(6)

湧水詣で

暖かくうららかな1日を富士の裾野で遊びたくって、よねさんにご一緒してきた。平地の桜はもう終わり、高い所ではどんなもんかなぁと思ったんだが、まあ、静岡よりは残ってたけどやはりもう、散り掛けの終わり初め。平成26年春4月、名残の桜は殊の外心に残った。

よねさんとの出釣は朝が楽。(ガツガツせんでマッタリね)なんて、強がり半分だけど本音だよ。南西が吹いてるらしく、富士山の南側に雲が湧いていた。まだまだスッポリ雪を被った山頂部と藍色の下半分に尾を引く雲の風情…よねさん御推奨ポイントで今日の富士山を記憶に残すべくデジカメを構える。
e0143892_18505743.jpg
山桜を前景に、ベタな絵はがき写真を撮ってみた。空に飛行機雲が糸を引く……どんなに見慣れてても、キレイなものはきれい!日本人で、静岡人で良かったよ。
さて、釣りだ。いつもの支流を覗くと(釣りかも?)って軽が1台、流程の真ん中辺りに停まってる。下は大丈夫と判断して2人で支度を整え、各々に杉林を抜けて沢に下りた。放流ポイント間近なのか、すぐに反応が出る。小さいけどきれいなアマゴがクイルゴードンを銜えてくれた。攻められてるらしく、針に掛かるのは3尾に1尾ぐらい。でも飽きない位に釣れて来る。前後を交代しながら釣り上がる、心浮き立つ楽しい時間だ。
e0143892_1994830.jpg
5寸から大きくて6寸、小判型のくっきりパーと少なめ黒点が印象的なアマゴ。この沢固有の血が濃いのだと聞いた。均整の取れたパツパツの魚体見てたら、思わず笑えてきたよ。
e0143892_1922196.jpg
先を行くよねさんが、フと振り返った。口元に苦笑い、バラしたみたいだ。が、すぐまた前のめりにループを飛ばし始める。こんな場所では自分が釣るのと同じか、或いはもっとか、仲間の釣る姿を見てるのが楽しいな。幸せな気分だ。
この日は5尾釣ったら山菜探しにシフトすると決めていた。沢に下りて3〜40分で何とかノルマを果たし河畔林に潜り込んだけど、何処迄行っても杉また杉の壁状態。精々水辺のカンゾウぐらいしか無い。谷を変えればコゴミもクレソンも、もしかしたらはしりのコシアブラや沢ワサビなんかも見つかるかも知れないんだが、釣りに来たんだからね。カンゾウのなるべく若くて太めだけを選んで少し頂いた。
午後は本流の上の方に沢を変える。去年は開けた河原に何本も太い溢れワサビが茎を伸ばしてたから、目的の大方はそちら。ポイントを飛ばしながら行くつもりだったが、小さいニジマスが次々と毛鉤に突っかかってきた。おっ、チョッと引くなぁってのは20cm程のこれもきれいなニジだった。よねさんとは流れの左右に分かれて互いのペースで釣り上がって行く。
e0143892_1945646.jpg
ここでも2月の雪の影響が顕著だった。広〜い河原なのにそれを横断して立ち塞がる流木の塊があったよ。ここ迄もいたる所で杉や小楢が倒れ込んでいて往生したが、こいつは凄かった。手前に立て掛けた竿が8ft。目指すワサビの河原はこのすぐ上だったんだが…キレ〜に砂漠になってたよ。凄い雪代の奔流がここを洗ったんだろう。2年前の台風の惨状が思い出されて、ちょっと心が震えたな。

追記
最後の画像、八兵衞さんの指摘で勘違いが判った。春先の大雪じゃなく昨年秋の台風の被害だったようだ。思い起こせば我が家もこんな被害に遭ってたよ。藁科川が膨れ上がり、竜みたいにノタうって流れてたのも思い出した。ヤレヤレ、だな。
[PR]
by goo_ism | 2014-04-13 19:57 | フライフィッシング | Comments(8)

初山岳に出釣〜

よねさんのブログで「土曜日は何処かへ釣りに!」ってのを読んで、(拙も何とか)とて、支度済ませて連絡してみた。カズさんと山岳へ行く予定とのこと、「まだ早いかもね」って言いながらも、仲間に入れてもらうことになったよ。

よねさんとの釣りはいつもゆっくり目のスタートで、朝が弱い身にはとっても助かる。今回も8時過ぎの集合、よねさん号ステップWGNは本流左岸の山道を快調に上った。こんな時の他愛無い話も、期待を盛り上げる肴だ。でもねぇ・・・山越えの最後の林道の分岐を過ぎ(さあ、これから!)って道の真ん中に、無情の看板とオレンジ色のウマが立ち塞がってた!『林道崩落の為、この先通行が出来ません云々〜』車中言葉も無し。でも、よねさんの抽き出しはこんな時でも全然ダイジョ〜ブ、速攻、替わりの支流へ転進だ。拙は3シーズン振りの再訪、どうなってる?ドキドキだった。

林道は崩れて殆ど使えないって聞いてた通り、以前の1/3も進めなかった。完全に道を埋める崩落の100m程前から歩き始める。
e0143892_112303.jpg
僅かな踏み跡だけの砂利の崖をヘズルのは、チト怖かったが、そこからは見覚えのある景色を楽しんだ。山桜を愛で、ミソサザイの囀りを聴きながらのハイキングは楽し~。所々道幅半分程になった場所は落差数十mの崖!覗き込むとキ○○マも縮む思いだった。歩き始めて20分ぐらい、某田さんが恐怖で立ち竦んだ尾根筋を辿って下り始める。
e0143892_11104838.jpg
ここで半分ばかりか、もう写真を撮る余裕は無さそうなのでカズさんにモデルをお願いした。ここからは<下りる>と言うより<落ちない>ように踏ん張る道程になる。膝と太腿が悲鳴を上げ出す頃、やっと河原が見えた。フェ〜〜、安堵!
いつもと違って水はタップリ流れている。上でも相当崩れて土砂が入ってる筈なのに、嘘みたいな渓相だ。でもちょっと遡行してみただけで厄介な事になってるのが判った。
e0143892_112246.jpg
右からも左からも、大小の木が倒れ込んで通らずになっている。枯れた古いのもあるが芽を付けた育ち盛りが多い。ここでも大雪の影響は甚大だったんだな。こんな自然のバリアの所為か、最近の入渓者の痕跡がないのは幸運だったよ。
e0143892_112839100.jpg
釣り始めて程なく、3人とも型を見られた。長くは手を漬けていたくない程冷たい水の住人は、緑色を背中に滲ませた極美形だったよ。スカシも多いけどポツリポツリと釣れ続く。よねさん、カズさんとも快調な様子。前になり後になり、楽しい沢登りだ!!
e0143892_11392331.jpg
今年も早、こんな季節だったんだな。この直前、巻き返しに毛鉤を浮かべていて、底から浮かんで来たオリーブ色の物体に心臓が飛び出しそうな思いをさせられていた。正体はコイツ。ヒキガエル、ガマ。卵で埋まった水溜まりの回りに何匹も集まって春の儀式の真っ最中だった。(ジジイモ、チト、ムムム・・・!)
e0143892_11472845.jpg
島崎憲司郎さんのマシュマロ・ボディを積み重ねたような苔。マシュマロ・ピューパ、一体何本巻けるだろう?自然の造形って、ホント面白い。

よねさん、カズさん、終日お付き合い頂きありがとうございました。次回、また、よろしくです。
[PR]
by goo_ism | 2014-04-07 11:56 | フライフィッシング | Comments(6)

解禁は富士山麓で…

ありゃ、まあ!だな。2月以上ブログ放置だったよ。アップしたいネタも無かったけど、それ以上にWindowsの使い勝手の悪さに辟易してるのが本音。Macが恋しいなんて、ションないオヤジだね。まぁ、愚痴はこんな所にして…

解禁はよねさんにお誘い頂き、今年は富士山麓の湧水となった。先月の雪がまだ残ってるらしく不安一杯の出発だったが、そこはそれ、釣り人の希望的観測でルンルンの山越え、年券を買うに及んだ頃は完全に調子に乗ってたな。
e0143892_14431985.jpg
最近開設されたC&R特区を覗いてみた。先月八兵衞さんと偵察に来た時より数センチ水位が高いかな、魚影は見えなかった。上手いこと運営されるのを切に願いたい。

標高を稼ぐに連れて道路脇の日陰に雪が目立ち、車窓右側を絵はがきみたいな富士山がズ〜ッとついて来る。静岡県人でもそうそうは味わえない贅沢な景色に、すっかり観光客気分でポイント着。「マズイ!先客だヨ・・」橋の下を長い餌竿抱えたオジさんが通る。こちらは薮沢狙い故そのまま入渓することとなったが、チト、不安だったよ。
e0143892_1533256.jpg
溶岩を流れが穿った崖際を釣るよねさん。軽快に流れを渡り釣り上がる姿からは、昨年のアクシデントは影すら感じられない。よかった、よかった。
e0143892_15837.jpg
程なく1尾、竿抜けポイントから顔を出してくれた。失笑シーンの相棒は最小サイズTdネット、やっぱコイツが1番好きだ。メンテナンス絡みで2シーズン振りの実戦復帰、今年は持ち出す機会を増やしてやろう。ポツリポツリと釣れて来るのは17〜8センチのニジマスばかり。上がり際の小プールでやっと見つけたライズが午前中一の20センチクラスだった。(獲ったよ!満足。)
e0143892_15145851.jpg
沢を変えて釣り上がるが、こちらは水温が低く魚の活性は今一つ。流れのヘチからこの日2尾目のアマゴがオットリと毛鉤に出てくれた。20センチには届かなかったが、サビもないキレイな姿、嬉しかったな。
e0143892_15252162.jpg
最後は本流(っても、細い流れだけど…)で〆る。濁りが入ってたが支流をやって(ボ!)下りて来たら幸運にも澄み始めていた。右岸を釣り始めてすぐ、ネット内径をはみ出すそこそこのニジマスが出た。25〜6センチかな?もう、満足だ!
「撤収~!」とて、河畔の雪の上に置いたアレグロ&エーベル。斜めの午後の光を受けて、イイ感じ~(自己満足)。

さあ、今年も開けたぞ!良い想い出いっぱい作りに、精々出掛けよう〜!!
[PR]
by goo_ism | 2014-03-17 15:33 | フライフィッシング | Comments(6)

初釣り、寂しい…

正月4日、よねさんと天竜C&Rへ押っ取り刀の出釣。濁り水スタートで良いニュースはサッパリの今シーズンだから、期待はしてなかったんだけどね。それにしても…。

瀬からプール迄、水面を除いて全レンジ丁寧に攻めたつもりだったが、毛鉤を銜えてくれる鱒は絶えて無かった。完全な『無魚』、ノー感、『ボ!』。プール尻のゴロタ石に蠢く影や、日が陰ると散発で始まるライズも皆無だったよ。どうなってんだ!?
e0143892_144622.jpg
今年もこの画像‥。最早ヘボ釣り師の気まぐれが通用する釣り場じゃないのかな。残念…。
[PR]
by goo_ism | 2014-01-07 14:11 | フライフィッシング | Comments(10)

電池切れ~!

何ヶ月振りかの雨らしい雨が降った。前代未聞の大雨で苦労されてる地域もあるというのに、静岡じゃ夏の間中「ポツリ」も無し。瀬切れ間近の川を見て溜息吐く日々だったんだ。とにかくは、一息だ!

で、渇水が解消されるとなれば釣りの虫もまた騒ぐ。天気予報と国交省のHPをためつすがめつして、週末のお山行きを八兵衛さんに相談、快諾を貰って早朝の塩の道を北に向かった。行き先は車中相談の結果、一昨年の台風大被害から立ち直りつつあるという山岳渓流に決まった。私的に「神の沢」と呼んでる、とんでもなく美しかった大岩の渓だが、壊滅的なやられ方だと聞いてたから見るのが怖くて敢えて足を向けずに居た。ワクワクだが、ドキドキでもあったよ。

上流に向かう林道では2年越しの改修工事真っ盛り。まだまだ当分終わりそうもない、怖い現場を抜ける。不安はどんどん大きくなる。閑散とした山里を過ぎて車止めに近づく・・、見下ろす沢は記憶に無いほど礫に埋まっており、雨で増えた仄白い水が川原を穿っていた。目を覆う大被害の痕跡・・。が、戻り始めている!落胆と安堵を綯い交ぜのまま、小降りの雨の中2人で川原に立ったのは朝8時を過ぎた頃だった。

どうって事ない#12の毛鉤を結んで目の前の深瀬に投じたホンの2〜3投目、芯脇から小さな飛沫が応えてくれた。
e0143892_10302060.jpg
見覚えのある、この沢らしい筋骨逞しいアマゴ。サイズは7寸ばかり、久々に見るここのレギュラーだ。3年前がフラッシュバックする、嬉しい出逢いだった。興が乗って何カットもシャッターを切る。液晶画面にはホンノリ秋色に染まった愛おしい姿が映っていたよ。

雨は合羽を羽織る程でなく降り続いた。少し汗ばんで気持ち良く釣り上がる。相変わらず仄白い水からは、コッパが絡み付く合間に飽きない程度に7寸前後が出て来る。雨が止むと一気に水が澄み出した。毛鉤への反応もそれに連れてシビアになるが、食い気は旺盛で何度かのやり直しも許してくれて、毛鉤ローテとドリフトが合うと口の奥迄ガップリ銜え込んでくる。今日一の8寸上もそんな風に出した1尾だったんだが…。ホクホクと取り出したデジカメの液晶に出たのは「バッテリーを交換してください」の文字!これを最後に暗転した画面がもう一度灯る事はなかった(涙)。お握り頬張りお茶飲んで、(さあ、これから!)とリキ入れた辺りから風向きが変わった。まず、レギュラーサイズの反応が消えた。橋をくぐった先では、コッパ達の祝宴も尻すぼみになった。車止めに先行してた青いジムニーの事が浮かぶが、逃げる支流もない。延々と仕置きのような時間が続く内、とうとう腰が悲鳴を上げる。脚が上がらず岩を越すのが苦痛になってきた。ジジイの電池も此処迄と、八兵衞さんに相談して午後2時過ぎには、林道に上がった。先ずは、程良し!

変わり果てたと聞いていた「神の沢」、確かに河床が上がり林道改修工事で痛めつけられ、かつてとは程遠い姿だった。でも、魚達は健気に生きていた、それが希望をくれた。人間が過剰なプレッシャーを加えない限り、自然はバランスを取って行くんだと思えた、貴重な1日だったよ。
[PR]
by goo_ism | 2013-09-12 10:02 | フライフィッシング | Comments(8)

アマゴの森へ

死んじゃいそうな暑さが続いてる。一応の夏休みとてグダグダと過ごした三日目、さすがにあまりに無為な毎日が後ろめたくなって、リハビリ中と聞いたよねさんに無理を言って出釣。東北は未曾有の大雨だそうだが、静岡周辺ではもう随分雨らしい雨は降らず、どこもカラカラの超渇水だ。少しでも水の多そうな富士山の湧水が流れる森を目指したよ。八兵衞さんの情報でも「スレてるけどソコソコ魚居るよ!」とのこと、多くは望まないが避暑がてらアマゴの顔が見られたら良しとするつもりだった。よねさんのリハビリにも適度な運動=渓歩き、が良いらしい(??)落差も少なく適当なんじゃないかと思いました、とさ…。
e0143892_8575980.jpg
2〜3年ぶりの高原の森。先年の地震以降、湧水量が増えて川通しも大変だと聞いてたが、今は収まって以前と変わらない涼やかな流れだった。川遊びの家族連れに挨拶して流れに下りた。下界の酷暑からウェット・ウェーディングを選んだが、朝の一歩目はそれを後悔させられる程に水が冷たい。気温は高くても木陰の渓はパラダイス!と喜んだのだが…。魚が出て来ない、出ても極小・ハリ掛かりせずで、クサリかけた頃合いでよねさんが掛けた。キレイな、青みを帯びた見覚えのあるアマゴだった。2尾3尾と順調に釣り上げるよねさんの対岸で、相変わらずチビに弄ばれる情けなさたるや…。
e0143892_917420.jpg
溶岩砂利の河原に見慣れた葉っぱがチラホラ、こぼれ山葵だ。根っ子は殆ど無いけど茎がキレイな1株を記念撮影させてもらったよ。
e0143892_921391.jpg
ようやっと竿先に繋がってくれたのは、アマゴの森のニジマス君(嬢?)だった。25〜6cmかな?再生した小振りな尻尾は出自を物語るようで少し寂しかったが、今シーズン初めて持ち出したScottを気持ち良く曲げてくれたよ。あれこれ講釈言いつつ試したあの竿この竿、みんな面白かったけど、やっぱコイツに敵う竿はないな。ScottのG804、おいらにゃ最高だぁ!

さてさて、デジカメを替えてから暫く経つが、未だにシックリこない。ネコに小判か!?何かが間違ってる気がするんだよね。もう一回マニュアルひっくり返してみないと、ダメだなこりゃ…。
[PR]
by goo_ism | 2013-08-19 09:44 | フライフィッシング | Comments(10)

炎熱逃れてお山へ

梅雨が明けてから数日、酷暑が続いてますね。ハウス内は午前9時前には40度を超える炎熱の世界。前倒しで、精々短時間で済ますしか術はなく、嬉しいのはダイエット効果のみ…。

金曜日、八兵衞さんから「どっか行かない?」ってお誘いを頂いた。ちょっとしたアクシデントがあったんだが、(まぁ、いいかな)とてよねさんのチャリ・アタックに混ぜて貰うことになった。久々の山岳、ワクワクだったよ。
e0143892_9314143.jpg
川沿いのクネクネ道を1時間半、ダム脇の道を辿って先ずは川浸りのパスポートを入手する。この自販機、何でも入漁券用としては最古の部類らしい。10数年前、雑誌の取材で入った際は設置されたばかりだった。岡崎のS坂さん曰く「家の側でつい最近コレ作っとったよ!」だとか。当時のままかは?だが、いい味出てます。
先月の遭難事故を受けてチェック体勢が若干変わったのか、車止めの駐車場は満杯状態。過去に見た事の無い光景に唖然としつつ、どうにか駐車スペースを捜して身支度に掛かる。今年もよねさんの支度の速さは別格、正に舌を巻いたよ。いつもより100mばかり下からチャリに跨がりコギ出す。すぐにダートの軽い上り道だが、8kg程体重減った今年はさして苦じゃなかった。一昨年は死にそうだったのにな、ビックリ!!だよ。15分漕ぎ支流入口に着いた。が、なにやら河原が賑やか、数人が荷物を抱えて休んでた。聞くと登山道整備で荷物を上げるそうだ。バッティングが無くなって一安心だったんだが…。別れて入渓すぐに2人の餌釣りさんが下りてきた。驚いた事によねさんの職場の先輩、なんちゅう出逢い!小さいのがチョコチョコ出るけどなかなか掛からんぞ。よね&八さんはボチボチ上げて行く。拙はボ街道驀進!焦り出した頃合いでやっと小さいイワナに片目を開けて貰った。そこから暫く。良い感じの落ち込みで、よねさんのマリエット・パッカーが絞り込まれた!
e0143892_10121645.jpg
結構な型のよう、慎重にいなしている。見てるこちらも楽しませて貰ったよ。尺には僅かに届かなかったようだが、精悍な顔つきの♂イワナがNo.4/goo~ネットに収まっていた。羨まし過ぎ…。
チョイ上流で2人はダブルヒット&撮影会開催。「おいらも釣るから放さずに待ってて」と大急ぎで叩いて行くが、反応してくれない。良い加減ジレて諦めかけた頃合いで、岩陰に送り込んだ毛鉤にケンカ売るように飛び出したのが…。
e0143892_1024548.jpg
コイツ。やはり尺には届かずだが、両肩を重くしてたプレッシャーから開放してくれたカワイイ1尾だったよ。ヤマト系が濃かったよねさんの魚とは趣きが違う。ほんの100mばかりなのに、チト、複雑な気分だった。
e0143892_1031208.jpg
ポチポチ釣れて程なく目的地の滝に着く。この上にも居るそうだが、今回はここ迄。
e0143892_1035096.jpg
途中こんなとこ抜けて、川ベリで見つけたミズを少し頂いたり。川通しで下るとほんの10数分で入渓点に戻った。なんと、これっぱかしだったかと拍子抜け。炎天下の本流砂漠を釣り上がってみたが、挨拶に来るのはウ・グ〜ばかり。パラパラと雨粒が落ちてきたのを合図に釣りを終えた。
e0143892_10373586.jpg
チャリ迄の林道を汗拭きつつ歩く。芽先ウドを摘んでフと見上げたガレ止めネットに、見事なコクワが絡み付いてた。禁漁間際の頃、これを目当てにもう一度来たくなってしまったよ。
e0143892_10453050.jpg
こんなんも、居た!何年ぶりに見ただろう、赤マムシ。こいつがコクワを守ってるのかも知れない、気をつけなきゃ。

いやぁ〜、楽しかった!気の置けない釣友との1日、これに勝る癒しって、今は思い浮かばない。「また宜しく〜!」と、お願いしなくっちゃ。
[PR]
by goo_ism | 2013-07-16 10:56 | フライフィッシング | Comments(8)

見たくなかったなぁ…

先日のお山のアマゴ釣りは気持ち良いばかりじゃなくて、嫌なもんも見ちまった。写真を撮ってたんだが相当グロくて、すぐゴミ箱に捨てた。でも、やっぱ、気持が収まらなかった。自戒も込めて画像を上げてみるよ。
e0143892_10305795.jpg
話には聞いていたが初めて見た。木に引っ掛けて切れた毛鉤にコウモリが捕われていた。口元のオレンジの目印とたかったハエがなんとも残酷で、フライフィッシャーとして見るに耐えない。これは、一人これを残した釣り人の責任てだけじゃないと思ったよ。後の草木に毛鉤を残した経験は、大概の人にあるんじゃないかな?これからは出来る限り全部、引っ掛かった毛鉤を回収することに決めた。

それとこっちは、写真すら撮りたくなかった光景がもうひとつ。
恐らく『有害鳥獣駆除』の名目で狩られたであろう鹿の背骨が、河原に転がっていた。狩られた動物はそのままか、皮や肉を取った状態で土に埋めるのが普通だと聞いた。大水で表土が流れて河原に落ちたのか、それとも…。釣り場へ向かう早朝の峠で鹿に出くわしたし、薮には糞がいっぱい落ちていたから、鹿の食害は容易に想像できた。人の暮らしとのバランスを取る意味で、駆除も仕方ないと思う。でもねぇ…。

諸々の死は源流を釣り歩くと普通に出くわすけど、集落を縫って流れる沢だからねぇ。鼻の奥がキナ臭くなるような、嫌な光景だったよ。
[PR]
by goo_ism | 2013-06-13 11:15 | フライフィッシング | Comments(6)