カテゴリ:フライフィッシング( 131 )

地元の渓もイイもんだ!

お盆休み前に野良のキリを付けたかったけど、暑さにやられてズレ込み…。やっと雨で涼しい火曜日、辻褄合わせに走る。汗と雨で濡れ鼠は、ある意味爽快だった。
ホッと夏休みに入った翌朝、よねさんから「昼から近場へ…」って出釣お誘いメールを貰う。大急ぎでやりかけの片付けを終えて西に走り、よねさんと2人でお気に入りの小渓に向けて、新相棒のパジェロ・ミニにムチを入れてみたよ。軽・無加給・MT・FR、今時こんな車あり得ないッショ!拙と同じレベルのロートルなれど、細く狭いトルクバンドを外さずに山道走るのは面白~い!!小一時間で目的の廃道着、上下に分かれて足許の流れに下りた。
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雨らしい雨はズッと降ってないから渇水を予想したが、山では夕立が降るのか、存外気持ちの良い流れだ。程なく15cm程のキレイなアマゴがやってきた。前回の南アと同じ、ハックルを巻いただけの毛鉤にポツポツと出て来るよ。サイズは上がらない、いや、むしろ下降気味で中指サイズまでがムシャぶり付いてくる。(ここはこんな渓…仕方ない)でも果敢にアタックしてくる魚体はすこぶるキレイだ。暫く上がると林道のトンネルを潜る。
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                    振り向けば、来し方
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                    光溢れる、行く末

いつもこの先に希望を持ってしまうんだが、思いが叶ったことはない・・、カナ?今回もチビアマゴが数尾、遊んでくれただけだった。
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ネットを持って来なかったので、よねさんのzakoネットを借りて今日一をランディング、それでも20cmに届かない。ゴツゴツしたお腹が気になって掌に載せてみた。酷暑の昼から2人で入って共に程々釣果、涼やかな葉擦れを聞きながらスパッツで釣り上がる。ヒルも蜘蛛の巣も気にしないで、前になり後になり・・・。

よねさんの故郷の渓は、いつも時間がゆっくり流れている。
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by goo_ism | 2015-08-16 16:35 | フライフィッシング | Comments(4)

バスに乗ってお山詣で

チョッと前の話・・・。
カズさん&初めてご一緒する無糖さんと3人で、夏の「あっちの南ア」に行って来た。気が付けば1月振りの出釣。前回は延々歩き通したルートの更に上、かつて通い込んだポイントに、今度はバスで大名釣行だ。15年程前迄は自分の車で自由に入れたが、その内時間規制になり、数年前からは一切のワッカ付きが御法度で、地元バス会社占有道路になってしまった。いろんな思惑が不愉快ですっかり足が遠退いたが、魚の健在ぶりは前回確認出来たから今一度のライド・インだ。最初の頃ウロウロしてた地元のゴマの蠅みたいな輩も消えて、バスに乗るのに然したる抵抗もなくなった。バスの窓から外を眺めながら、前回歩いたルートを確認する。「エッ!?」て位の距離歩いていたと知って、今更ながら驚いた。健脚者はこの何倍も歩くと聞くが、ホトホト頭が下がるよ。入渓点まで25分程か、バッティングした釣り人と区間を割ってとにかく川に下りる。
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夏の日差しに照らされて、水・石・林がパチンとエッジ立った高原の川景色の中を、両岸に別れて遡行する。程なく反応が出るが、異常な程の素早さと猜疑心丸出しのアタックに、この日の苦戦を知らされたよ。
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スカやバラシ、見切られを連発して沸騰しそうな頃合いでようやく1尾。でも手許でまたバラシ…。足を水に浸して石に座り、凍らせたお茶で頭を冷やす。ザックも下ろして汗が引くのを待った。カズさん、無糖さんも同様な反応らしくペースが上がらない。対岸へ渡ってどうにかポツポツ釣れ出した。サイズは25cm止りだが、キレイな、例の無国籍イワナだ。インディケーターにGバジャーをパラッと巻いただけの、フライと呼ぶのもオコガマしい毛鉤がこの日はマッチしたらしく、次々と躍り出てくれた。例に依って、尺絡みの今日一はバラしちゃったけどね。スペアが無いから1尾毎に大事にドレッシングし直して釣り続けるスリルも、また楽しい経験だったな。
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アブかな?握り飯頬張ってる間、ザックに何尾もとまっていた小さい羽虫。リブを巻いた毛鉤のボディを思い浮かべて、思わずシャッターを押す。カワイかった。
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河原へいきなり水が吹き出していた。水源の露頭だな。これ程唐突なのも珍しいんじゃなかろうか。沢やこんな水源が数限りなく集まって、野呂川そして早川となり、富士川に合流して駿河湾に注ぐ。今、南アルプスの地下を横断するトンネル(その距離55kmだとか…)を掘る、リニア新幹線工事が着工されようとしている。そのトンネル工事は南アを水源とする大井川や野呂川、三峰川本支流の地下水脈を確実に引く裂く筈。こんな溢れる清水が枯れ果てる姿が頻出するんだろう。子供や孫の世代にどんな国の姿を引き継ぐのか…。TVで時の為政者の厚顔を見る度に憤りと無力感に苛まれる。

イヤな国になっちまった。
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by goo_ism | 2015-08-09 17:52 | フライフィッシング | Comments(12)

歩け、歩け!の週末でした

会津遠征でキリを付けた、ミノーイング浸りのシーズン前半。今年は各地の本流がそこそこの成果をもたらしてくれて、後顧の憂い無く竿を置く事ができた。まずはメデタシ!で、フライフィッシャーに戻ってからは南ア東西の山岳渓流部出釣が続いている。前回は日曜日を挟んで東西の本支流に、そして丁度2週間後の今週も同日程でチャリ&ウォーク・アタックと相成った。

まずは週末。またまたよねさんと、前回とは逆の「こっちの南ア」へ。
娘のオモチャリをよねさんのZIPPO号と一緒に、STPワゴンのカーゴに積んでいつもの本流沿いに北上する。車中会議で、行き先は前回より手前の支流の源流部に決まった。よねさんも未経験で情報は少ないけど「とにかくどうなってるのか、確認に行きましょう」とて、車止めからチャリで上流を目指す。暫くは急な傾斜が続き、ひたすらに押しながら登る。気温は低めだが、吹き出す汗で曇る眼鏡が鬱陶しいこと…。腿とくるぶしが悲鳴を上げそうな頃合いで、どうにか緩やかになって乗り込めた。一安心だが、それでも侮り難い急傾斜路が続く。早々に渓の選択を後悔し始めてたよ。難行苦行一時間余りの林道登り、「あそこを下ります」とよねさんが指差す対岸の崖を見た時は、心底ホッとした。僅かな踏み跡を辿り、着いた先は大堰堤上の河原砂漠…。予想通りとはいえ少しばかり凹んだな。チョロチョロの浅瀬を叩いて行くと遇〜に反応がある。(居るんだな)ホッとして更に暫し。夏草の下の向こうの水面が、小さく盛り上がった。
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どうにか20cm、キレイなイワナが鹿毛の毛鉤を銜えた。水温はやっと二桁ぐらいかな?活性が上がる気配はなく、思い出した頃「チョピッ」と毛鉤に出て来る。やっと出た久々の一尾に件の毛鉤を持って行かれた(合わせ切れ…涙)後は、スカしが続く。早めのお昼にして、林道に上がって一気に上を目指した。勾配は更にキツくなるが、深緑が素晴らしくキレイだ。森の向こうにさっき居た河原を見下ろす小さな峠の切り通しを抜けると、全身の力が抜ける光景が広がった。
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黄色い重機が蠢き、遠くに怒鳴るような人の声が聞こえる。顔を見合わせ「どうする?」…とにかく行けるとこ迄見て来ることにした。延々と続く堰堤と河原砂漠、どうにもならない。慰めに芽先ウドを千切ってお土産にしたよ。また延々と林道歩きでチャリをピックアップして、下流で再入渓する為にサドルに跨がる。ラクチン!風が汗まみれの身体を癒す。上りの地獄が極楽に変わって、苦労して運んできた甲斐があった。
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よねさん、本領発揮!往路覗いた林道脇の溜まりに魚影が見えた気がして、丹念に攻め続ける。結局魚影は幻だったのか、必殺毛鉤・黒パラに出る魚は居なかった。
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再入渓した下流部も、この日はイワナ達は遠足かなにかだったようで、極めて薄い反応に終始した。瀬を通した鹿毛鉤にようやくこの日の2尾目がやって来たのは、もう退渓点間近だった。初めて来た時とても印象に残った硫黄冷泉の滝は、この日も勢い良く迸っていたよ。
夕方四時過ぎ、車に戻って着替える最中、よねさんが万歩計を覗いた。「18000歩でしたね」都合6時間余り、この数字が多いのか少ないのか…。急傾斜の上り下りで乳酸のお土産付き、少しばかり混乱の1日だった。帰路の車中の「月曜はカズさんと出掛けたりしてね…」なんて冗談が、帰宅後のメールでホントになった。『月曜日に「あっちの南ア」、ロング・ウォークは如何?』こんなお誘い、断る道理がありませんわな。また連荘の南ア詣であります!

日曜日はゆっくり〜、身体にはダメージが残ってないのを確認して嬉しくなったね。で、調子にのって夜のビールが過ぎてしまった。寝る時に小さく反省、ロング・ウォークに障らない事を祈った。
翌朝五時発、カズさんのCX−5で新東名から塩の道を辿って北上する。やっぱりグワッと盛り上がるエンジン・トルクが激!気持ち良い。CX−3、欲しいなぁ〜。以前は4時間近く掛かったゲート迄、2時間少しで着いた。新東名の恩恵にこの日も感謝だ。入渓点迄の林道歩きが7kmとのことで、ちょっと早い気がしたがウェット・ウェードの足回りで臨んだ。まず河原への1歩、踏み込んだ瀬の水の冷たさに僅かに身を縮めたが、慣れたら別段気にならなくなる。正解に嬉しくなり、足取り軽く河原から林道に上がり上り勾配の舗装路を歩き出したが、1km程進んだ所で盛大に汗が吹き出し、脚の付け根と太腿がシクシクし始めた。原因は明快、汗は前夜のビール、脚の痛みはチャリ出釣の後遺症だな。カズさんに無理を言って数分の休憩を貰う。ストレッチを繰り返す内に汗が引いて、脚も上がり出した。不安を抱えての再スタートだったが、大丈夫!徐々にエンジンが掛かって、カズさんのペースに遅れなくなったよ。いやぁ〜、ヨカッタ!!
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出発から2時間半、殆ど踏み跡もない急傾斜を下りる(ありゃあ、獣道だな)。林道から覗き込む流れは、どんどん魅力を増していたのでドキドキしながらの遡行だ。土曜日とは逆、後を気にせず思い切りラインを出しての釣り上がりは爽快この上ない。…のだが…前回カズさんが来た際は沸き立ったという流れは、嘘のように沈黙したままだった。(時合、時合。もうチッとで魚は動き出す)自分に言い聞かせて集中を切らさないように釣り上がるが、午前中1時間半程の釣果はわずかに2匹。さすがにこれには焦ったな。
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カズさんはコンスタントに竿を曲げている。木陰でドリップ・コーヒーをご馳走になり、ティペットを替えて毛鉤も替えて、午後の釣りに臨む。暫し相変わらず、だがどうってことない瀬から状況が変わった。見覚えのある出処不明のイワナが、次々と毛鉤に出て来る。在来種はヤマトイワナだが、最早それを言うのはナンセンス。幸運の女神の前髪をしっかり掴み獲るつもりで楽しませて貰ったよ。
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渓相は徐々に山渓らしくなり、大岩を乗っ越したり巻いたりしながら上流に向かう。ヨイショと踏み出した大岩の上にこれが居た。種類は??の、今年初の♀クワガタ。どちらかといえば虫は苦手だが、こいつはカワイイ。釣りの方は午前中とは違って魚が出て来た。好調とは言えないが堅調と言った所。
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先行者の影がチラついてイワナの付き場が安定しない。毛鉤へのアタックもまるでアマゴ(或いはもっと速い?)のようだ。悔しいから竿抜けを意識して、深いプール対岸の大岩エゴに毛鉤を送り込んで、チョッと待ってみた。(??、ビンゴ!)岩陰から引きズリ出すとプールの芯に向かって潜り出す。エンジン掛かったら獲れないと6Xティペットを信じて止め、プールに半ば立ち込んでネットに掬い獲ったのは、岩陰を映して赤銅色したイワナだった。見掛けで尺、正味で30cm弱。クゥ~~、またまたの泣き尺・・(涙)。パースが付いてるけど、デカイ尻尾が印象的だったな。これを上げて気が抜け、2〜3匹に遊んで貰ったところでノーサイドとなった。明るいうちに車に戻りたいから退渓点に向かって再び大岩を乗り越したり、瀬を渡り返したりする。その内、またぞろ脚の付け根と太腿がシクシクし始めたが、カズさんから少し遅れて、だましだましの遡行でどうにか林道に辿り着けた。

歩き始めて最初の標識が「○○隧道8.8km」。片道9km程の行程を上り下りし、河原を釣り上がったんだな。以前では夢にも思えなかった事、更に帰路の8割ぐらいは何とか健脚のカズさんに付いて歩くことも出来て(まぁ、ご迷惑も掛けたんだけど…)、「goo~良くやった!」なのであります。

で、一夜明けた今日は、足裏の痛みに参っております〜。よねさん、カズさん、今回もお世話になりました。
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by goo_ism | 2015-06-23 16:12 | フライフィッシング | Comments(12)

釣友と、連荘の南ア

ルアーアングラーからフライフィッシャーに変身して2週間。今シーズン2回目(!)のフライ出釣に行って来た。
前夜の雨で程良く膨らんだ山岳渓流イメージを頭一杯に詰め込んで、よねさんと北に向かう。道中見下ろす本流大河は、ドロドロの水が川幅一杯に流れてる。「アチャ〜、こりゃキビシいねぇ〜」などと会話は軽いけど、心は段々重くなる。逃げ道を色々相談しながら、とにかく目的のダム湖迄駆け上った。結果…やっぱ、ダメだったよ。
後発のJeepsterさんと落ち合って、失意の1日をどう過ごすか、暫しの道端会議だ。Jeepさんは水系を変えると言う。よねさんと拙は手近な支流へ入る事にした。が、この決断が苦吟の1日の始まりだった。見上げる杉林の様子から見当はついてたが、延々と続く山道は登る程に傾斜がキツくなっていく。野良仕事で使う筋肉と山歩きのそれは違うんだなぁと思い知らされながら、ツヅラ折れを右に左に高度を稼ぐ。目に沁みる汗をシャツの袖で拭き、一息入れようと見上げた先に何やら異様なオレンジ色を見つけた。
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恐らくは、鱒茸。幼菌は食べられるようだが、これは既にサルノコシカケの様相。息が上がっていてジックリ観察もできず、いささか残念だった。植林帯を抜けた後は、とんでもない崖に掛かった工事用足場や踏み跡を慎重に登る。鈍った身体の限界に近づいた頃、やっと微かな沢音が聞こえて来た。でも勇気百倍とは行かないロートルの辛さ哉…ヨロヨロと沢に下りたよ。
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山道も凄かったけど、沢筋もとんでもない傾斜で流れている。1歩毎に大石をのっこす感じの流れ、ここ迄の沢は久しぶりだった。水は少し青みを帯びてるけど透明度は悪くない。が、若葉越しの光が照らし出す水中が気持白っぽく見えた。(まさかなぁ…)水に突っ込んだ手を思わず引っ込める。切れそうに冷たい!やっぱり雪代だよ!!果たして釣りになるのか?不安一杯でニンフを結んでよねさんに続く。が、程なくよねさんのプレシジョンが弧を描いた。黒パラに出たのは7寸程の美形アマゴだった。(ドライで釣りになる!)一気に釣り人の活性アッップだ。
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ダン色の毛鉤を銜えたこの日1尾目。やっと20cmぐらいか?ちょいサビた身体に乱れの無いパーを散りばめた健康体だった。このあともポツリポツリ、喰い損ねや掛け損ねもあって数は伸びないが、きれいなアマゴが釣れた。どう見たってイワナ沢って渓相で、釣れてくるのは全てアマゴ。過去の人為なのかな、でも、面白い沢だ。
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こんなシーンも。
ダブルヒットの姿形が同じようなアマゴを包んでるgoo~ネット。時々やるんだが、15年前作と今冬の新作の記念写真だよ。そこはかとなく、嬉しい。

いやぁ、なかなか出来ない経験だった。帰り道は急傾斜を下り返す。上りでは見えなかった崖の様子が眼下に広がる。キン○マ縮む思い、冷や汗一斗の30分間で2キロぐらいダイエット出来たんじゃないかな。(夜のビールでリカバー済み〜)傷む膝はどうにか歩き通せた我が身の勲章か?それにしても、よねさんの健脚、ハンパないわ!お世話になりました。

帰り道、よねさんのStpワゴンの助手席に揺られていると携帯が鳴った。(カズさんから!こりゃ、お誘いか?)ワクワクで開くと案の定で、1日おいた週明けに西側の南アへチャリ出釣のご案内。とにかく行くつもりで帰宅後の家内の都合を慮る。めでたくOKが出て、中一日での東西南ア出釣と相成った。メデタシ~…。

日曜は折り畳みチャリのメンテナンスと、シーズン初の毛鉤巻き(カディス数本…)、それから身体のメンテナンス(やっぱ相当疲れてた)でお終い。歩きに備えてタックルバッグを変えた。ウェーディングシューズもラバーソールのヤツにした。これが大誤算でエライ目に遭うんだが、この時は判らない。
翌朝は目覚まし要らず、4:30に目が醒めた。思い起こせば野良仕事の最中は毎朝この時刻だった。遊びの日に、チト悔しい。6:30の待ち合わせに早めの到着で、カズさんに申し訳なかったな。CX-5に荷物を積み替え、今日は西の大川沿いに北上する。Stpワゴンも良かったけど、このマツダのSUVは乗せてもらう度に感激新たな名車だ。拙の新相棒・パジェロミニが自転車に思える(まぁ、それはそれで嬉しいんだけどね)。途中の林道落石もクリアして、目論み通りに車止めゲート着、すぐチャリを組んで支度に掛かる。去年我が軽トラで来た時のあれこれが思い出された。今年は殿様出釣だ。アリガタヤ〜!
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四周の新緑と澄み切った水、先日の大雨の影響が感じられない川の流れに浸透していく。カズさんのゆったりしたループが毛鉤をポイントに的確に運んで行く。気持イイ!!でも歩き始めてすぐ、とんでもない失敗に気付いた。増水で川石がリセットされてると睨んでたんだが、水位は平水〜チョイ少なめで、石はどれも珪藻でツルツル。ラバーソールでは1歩を踏み出すのに度胸が要る、散々な状態だった。(無事に帰れるのか?)マジで途方に暮れたもんだ。
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入渓すぐ、喰い損ねて戻ったイワナを逆引きで掛けるもバラす。まだ余裕。すぐにイワナ、5寸足らず。続けて同寸、更に追加。チビのgoo~など飽きない程度に出て来る。やっと出たアマゴは掛け損ないに続くバラシで、チト凹む。2時間程遡行してやっと出たのが画像の美形、8寸丁度だった。昨年良型バラしの後、どうにか辻褄合わせた1尾をやっと更新出来た。嬉しい〜!南アの稜線を挟んだ前々日の1尾と違って、パーが細長くて乱れ気味。(ああ、ここのアマゴ!)出逢いに感謝だ。
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でもアマゴはここ迄、ポツポツ釣れて来るのはイワナばかり。キッチリとアマゴ・ポイント通した毛鉤にもイワナがジャレ付いて来た。慰めは少しづつサイズが上がる事、それでも最大で8寸を超えない。嬉しいんだけど、少し寂しい。でかいプールで粘ったカズさんは、26cmのアマゴを出していた。羨ましかったよぉ~。緊張の糸を切らさないようにと自分に言い聞かせ(せめてデカいイワナを1尾…)と、流芯越しの対岸反転流に毛鉤を浮かべた。流れに揉まれたパラシュートフライが「スッ!」と消える。
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軽く立てたスコットが絞り込まれる。(やったね!尺には届かないけど、結構なイワナだべ)なんて余裕ぶっこいてたら、流芯切った所で激しいローリングに見舞われた。(エッ!??)眼前に寄せた延棒は激烈キレイ、全てが尖ったカッコいいアマゴ!なんと巻き返しからアマゴだよ!!サイズこそ26〜7cmだが、去年のバラシ以来2年越しのこの川らしい1尾だった。満足!この本流の輪も、取り敢えずは閉じたよ。この後も数尾のイワナを掛けたバラシたり、楽しい私的イワナ釣りの1日が終わった。
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帰路カズさんと「あのサルナシはどうかな?」と話しながらチャリを走らせる。快い疲労、満足感にペダルも軽い。蝮が守ってた崖に、今年も一杯に花を咲かせていたよ。ただ昨年蔓を引き摺り出して実を獲った不心得者が居たと聞く。自分の脚を引っ張るような愚かなマネは、もういい加減にして貰いたいもんだね。

画像を見ててハタと気付いた。ルアーで釣った時と毛鉤で釣った時、写真を撮る気持が全然違ってるんだな。前者は「記録」、後者は「記憶」の為に撮ってる自分が居る。ミノーのトレブルフック、恐らくはあれが原因だ。過大なダメージが気になって一刻も早くリリースしようと、泡喰ってる場面が思い出される。でもミノーイングの面白さからはもう逃げられない。幸せなジレンマ、といったところですね。

よねさん、カズさん。お世話になりました。タイミング合ったら、また宜しくです。
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by goo_ism | 2015-06-09 18:46 | フライフィッシング | Comments(8)

ポッカポカの初天竜

大室のオータムキャンプの片付けが済んで一段落、月曜から野良仕事でほぼ2週間。腰と膝が悲鳴を上げるがこれが生業、仕方なし。嗚~呼・・。身体と気持ち、両方の限界直前でどうにか先が見えて、休みを搾り出したよ。起き抜けのボ~っとした頭で考えた。注文のネットを接着するか、どっか釣りに行くか・・・悩んだけどカズさんのブログに誘われて天竜に向かうことにした。大急ぎで支度して簡単な荷物を軽トラの荷台に放り込み、新東名を西に向かう。80キロ/hのクルージングで1時間チョイで着く、所要時間以前の半分だ。正にフィッシャーマンズ・ハイウェイ、新東名高速!!
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今回は右岸側、支流に沿って設えられた石段から川へ下りる。カズさん、kanzoさんとご一緒してお経を読んで以来、何年振り?久しぶりの景色だ。真冬には氷が張り付いて怖いこともあるが、まだ長閑なもの。支流の堰堤に上がって来た鱒がペアリングしてるのも久しぶりに見た。カズさんの出釣ではカンカンの澄み水だったそうだが、数日の差でしっかりいつもの天竜色に戻っていた(涙)。まぁ、それは良いのだが…。

合流点下の荒瀬が無い!?浅くなったとは聞いてたが、流れ迄が激変…聞いてないよ〜!!ウェットフライをスイングさせて居着きを狙おうと思ってたのに、最初から梯子を外されちまった。それでも居たら喰うべと、ストリーマーとニンフの中間みたいな毛鉤を流れに馴染ませて下る。相変わらず腐り藻の石が滑るけど、浅くチャチになった流れは遡行が楽になってたよ。無魚・・。
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一本瀬が流れ下り、ドスンと受けてたプールは、遠目にも勢いがない。初めてここに来た時、ガライで68cmが出たのがこの流れ込み。想い出深い場所なんだけど、中瀬に立ってあまりの変わりように唖然としたよ。かつては2尋のティペットでやっと底が取れたのに、この日は1.5mで根掛かり…。深さも水勢も面影は無いけど、幸いにも鱒は居た。1投目の流し終いで毛鉤を銜えた相手(デカかった!)は底を切る間もなく、2度の首振りで帰って行った。俄にやる気全開、ティペットを見直して対岸側の脇にニンフを入れる。1m、2m…ウールのインディケーターが「ムズッ」と引き込まれた。
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コイツが、#4のSageをひん曲げて楽しませてくれたよ。流芯から引き出すと、グングン瀬を上り出す。サイズは大した事ないのに、異常に引く。(スレかな?)頭をよぎったがチャンとした姿勢で泳いでいる。どうにかネットに納めて納得!エナメル線ユスリカ・ニンフを銜えていたのは全ての鰭がほぼ満足な、天竜エリアでは初めて釣るピンピン鱒だった。やっとの40だが、これは嬉しかったな。
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対岸で、やけに既視感があるフライフィッシャーがニンフを流している。手にした道具立ても、どう見てもハー○ィーのお宝モノだ。(Tさん?マサカなぁ…)と眺めていると「お〜い、goo~君!」と声が掛かった。ビックリ!やっぱり20年来の先輩アングラー・清水のTさんだった。仕事の代休での出釣だそうだ。「シブイ、シブイ」と言いながらも上へ下へ、いつもの精力的な釣り姿を見せてくれたよ。

対岸の山影が川の半分を覆う頃、散発ながらライズが始まった。よく見てると底の方から飛び出して来る小型、中層に定位して水面を啄む中型、クルージングなのか神出鬼没な大型、ザックリこんなパターンだった。安定してるライズに絞ってダウンクロスで毛鉤を流し込むも、全く無視か大きな渦を残して見切って行くかで、とうとう1尾も毛鉤に掛ける事は出来なかった。いつまでたっても進歩の無い釣り人であることよ。
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ライズが消えたのを潮時に早めの退渓、朝の石段を登る。結局2尾掛けて1尾獲れただけのショボイ1日だったけどポカポカと暖かく、久しぶりの11月平日の天竜エリアは楽しかった〜!ただ、五十肩にSageは堪えました。今日は肘迄ギシギシいってるし…。暫し竿は振れないだろうから、心置きなく野良仕事だぁ〜(涙)!
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by goo_ism | 2014-11-22 18:17 | フライフィッシング | Comments(8)

台風一過、の筈が…

週末の台風は、幸いな事に静岡には然したる影響もないルートで日本海に抜けた。被害に遭われた方々には申し訳ないのだが、温室に実害無く済んでホッとしたこと…。毎回台風には胆を冷やされる。

「台風一過の日本列島は抜けるような青空の下、熱中症に云々…」なんてニュース・ショーのお天気キャスターの能天気な解説付き/掛け値無しの好天が一般的だと思ってたんだが、今回は全然違った。連日通り雨みたいな驟雨が降り続く。増水が更に酷くなる程でないのが救いだが、鬱陶しいったらない。唯一午前中だけ天気が保ちそうな週半ば、夏休み中のよねさんから湧水出釣のお誘いを貰った。この好天を逃すと後の野良仕事が著しくズレるんで、泣く泣く辞退したんだが、2日後の山岳支流の再度のお誘いには魚止め滝のイワナ宜しく、大口開けて飛びついたね。朝から降りみ降らずみ、強さを変えてフロント・ウィンドウを叩く雨の中、よねさんのステップWGNでこっちの南アを目指す。途中覗く本流は茶色の水をたぎらせて(帰れ!帰れ!)って叫んでるようだったけど、釣り欲満タンの2人は何処吹く風~。でも目指す支流の本流(?)の一段と濃い土色を見た時は少し萎えたな。勇を鼓して車止めで身支度、カッパを着て滑る斜面の踏み跡を辿って河原に下りる。細流の澄んだ水と濁り水の合流を見て俄にヤル気満々!遡行開始すぐ、先行でヘチを攻めてくよねさんの竿が大きく曲がった。最初からイイ型のイワナだ。(もう一匹…)同じ筋を流す私のゴミフライにも一回り小さいヤツが飛びついた。が、寄せて来る内に、ハズれた!(1尾目をバラすと1日中〜)て嫌な予感が頭に浮かぶ。雨は強くなったり弱くなったり、気温低めで眼鏡が曇る事がないのは助かる。澄んだ方の小沢を叩きながら上る。意外な事に沸き立つ白泡の中から毛鉤に飛びつく魚が居る。小振りな何尾かを掛けたりスカしたりして50m程上る。「先月の尺はあの切り株の向う」よねさんのアドバイスの通りに、泡グラの切れ目に毛鉤を入れて一流し、二流し目・・、予想外にデカイ影がフイに毛鉤を消し込む。
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30CMのネット縦内径ジャストの良型イワナ。赤竿が手許まで曲がったよ。尾ビレの上隅が僅かに欠けてて、よねさんが釣った件のイワナと同じ個体だと教えてくれた。緊急避難的小沢の釣りはこれでキリ、そっとリリースして林道に上がった。別の支流を目指す道すがら、目についた濁りの薄い沢をホンの50mばかり、左右に分かれて攻める。ポツポツ出て来るよ。既にゴアのカッパもあまり意味成さないぐらいだったが、楽しい!この沢らしい白いイワナだった。

下流へ10数km。人里の外れ、杉林を縫って流れるこれも小さな支流に再入渓する。平水時には飛び越えられるかも知れない流れも、この日は程良い壷やヒラキになっている。すぐによねさんが1尾、キレイなイワナだ。続けておいらもイワナ、そしてアマゴ。ポツポツ出て来る。ヒルがチト怖い渓相だが忘れて釣り上がる内、小高い堰堤に行く手を遮られた。右をよねさん、左を拙。壁際を流す毛鉤に、水面を盛り上げて鱒がやって来た。
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これもキレイなアマゴ、8寸丁度だった。マグネット・リリーサーのトラブルでネットを車に置いてきたので、よねさんのgoo~ネットで掬って貰った。恐らくは、最初で最後のコンビ画像だろうな。暗い水面にポッカリ穴が開いたように、白い魚体の鱒が釣れ続く。合羽の鬱陶しさもいつか忘れていた。

さして期待してなかった大雨に続く雨模様の一日はこんな経緯、驚くような結果になった。諦めずに行ってみるもんだねぇ!
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by goo_ism | 2014-08-17 13:16 | フライフィッシング | Comments(9)

こっちの南ア、チャリでGO!

またまたまた、カズさんと平日出釣してきた。今回は私の軽トラに2台の折りたたみ自転車を積んで、100km程の山道を走る。軽い車重と相まって力強い低速トルクで、存外ストレス無く車止めに辿り着けた。ここから数キロをポタリングして入渓だ。3年前初めてよねさんと入った際は、地獄に思えたデコボコのアッップダウンの林道が嘘のように楽になっていたよ。農業2年の積み重ねか…、野良仕事、恐るべし!
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30分ばかりペダルを漕いで、こんな大崩落の辺りから川に下りる。この山を越えた向こう側は3週間前にやはりカズさんと雨の中を釣った『あっちの南ア』の支流が流れている。林道からは一面の砂利しか見えないが対岸側に透き通った水が流れている。カズさん曰く「少し水が少ないね」ってことだが、ここが3度目の身には良く分からない。取り敢えずキレイな水と程々な水量に心は浮き立っている。下流から釣り上るカズさんと別れて、橋の袂から毛鉤を流していった。
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カズさんも私もほぼ同じ、こんな格好のウェット・ウェード。最初にゲーターから沁み込んだ水は想定外の冷たさで、一瞬怯むが、濡れちゃえば後は極楽だった。暫くは速くて浅い瀬が続く。偶に出くわす「ここは!」ってポイントからも反応は無い。ダメ元でしつこく対岸の反転流に浮かべた黒い毛鉤に、やっとこの日最初の魚が出てきた。
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ドジョウみたい…細いイワナ君。元気に水を跳ね返してくれた。礼を言って放す。次はウグイ、次も…。大岩にぶつかった流れが収束する筋に浮かべたヘア・カディスに、やっとマトモなサイズが跳び出した。赤竿をバット迄絞る、幅広のアマゴ!ガッツリ喰ってるから下の瀬脇に落として獲ろうと、余裕カマしてやり取りしネットを掴んだ瞬間、竿先が跳ね返った。目の前にクッキリ浮かんだパーマークが、すっ飛んで逃げて行く。またやっちまった…。ヤワい竿&長いリーダーだと何故かこうなるんだよね、オイラ。ヘッタクソ〜〜!!!

頭冷やすべく暫く間を置いてカズさんの後を追う。脇から出て来るのは悉く「グ〜」だとの事。立ち枯れの木が並ぶ瀬でイワナをバラした所で一休み。対岸のカズさんの釣りを見学と決め込んで、少し早めのお昼にした。深瀬から流れ込み、浮き石回りと丁寧に叩いている。柔らかいループが的確にポイントに毛鉤を運んでいるが、魚からの返答は無い様子。カズさんも対岸でお握りを頬張り出した。最前バラした良い型のアマゴが思い出されて悔しさが増して来るが、前のめりになってる自分を諌めて、チェストパックを身につける。忘れ物は…ナイな。護岸際の瀬を段の上から叩いて行くと、程なく白っぽい影がカディスを引ったくった。
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やっと釣れた、22〜3cmだがキレ〜なアマゴ。この水系らしい、少し乱れたパーが目に焼き付いた。(さっきのバラシの半分も引きゃあしない…)なんて、罰当たりなことは決して思いませんでしたよ…。この後は程々のイワナがもう2つ、掛けバラシもあって悔しさも残ったけど、初めての区間は気持ちの良い1日を経験させてくれた。
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退渓点の真上に吊り橋が架かっていた。抜けるような青空は、夕方に向かって少し色を変え始めて見えた。また何時か、今度はいつもの相棒竿を携えてここへ来よう。
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by goo_ism | 2014-07-30 12:24 | フライフィッシング | Comments(6)

奥飛騨へ

またまたカズさんと、奥飛騨のお山詣でに出釣してきた。深夜一時発、夜っぴて高速を走って夜明けのお山の渓に立つ、そんな予定だったんだが愛知から長野へ入ろうかって所で「工事の為通行止め」、下道1時間程のロスだ。途中見掛けた深夜営業のマックに2人とも心惹かれ、激早の朝飯と相成る。久しぶりの出来立てエビ・フィレオはびっくりの美味だった。再びの高速道を長野〜岐阜と走り、入山手形(遊漁券)を買う頃にはすっかり夜は明けてたよ。
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2年振りの清々しい流れ、大好きなお山に帰って来られた。大発生した蛾の幼虫は既にみな羽化したようで、僅かに屍骸が転がるのみ。つい先日入渓した友人達の情報は確かだった。それでも本来は深緑で埋まる筈の山や河畔林のあちこちが色を失い、土手の柳は葉を喰い尽くされた無惨な姿を累々と晒していた。正に「言葉も無い…」惨状。これから再び新芽を伸ばして半月もすれば季節に追付く筈だが、きっと来年も、そして当分はこうなるんだろう。
人知の及ばぬ所で自然は更新して行く。謙虚で在りたい。
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橋の欄干に留るコムラサキを見つけた。羽根を閉じているとジミ〜で区別がつかないけど、こうして羽根の裏側を晒してくれると実に判り易いね。アザミの蕾の回りにはヒョウモンチョウが3匹、4匹と群れ飛んでいた。普段は目にすることがない、或いは気にもとめない自然の表情に、お山に来た喜びが込み上げて来る。
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さて、釣りだ。魚の居場所や喰ってる虫が今一判らず前半は苦戦。順調に釣り上げて行くカズさんを羨んだが、毛鉤のパターンが嵌った後半は何とか辻褄合わせが出来た。今シーズン初めてのスコットは赤竿に慣れ始めた身には少しく固かったけど、それを絞り込むこの渓のイワナ達、実に良く引く!サイズの3割増、って感じかな。少し薄い白っぽい体色と頭の流れ紋は今年も健在だった。
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嘗ての湿原の名残があった。色とりどりの、カキツバタか?恐らくは入植した農家(今は1軒を残すのみ)が持ち込んだものだろう。期待の芽先ウドは大分伸び切ってたけど、初めて目にした想定外の色彩の帯に心躍ったよ。
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釣り終えて、下流の瀬を攻めるカズさんを橋の上で待つ。丸く1日の釣りなんて何年ぶりだろう?チト傷む腰を伸ばしながら、所在なくウロウロと歩き回る。(ン…?)視線が吸い寄せられた橋の端の方の茶色は、カラカラに干涸びた熊の糞!目前で黒い生き物がイキんでる光景を想像して、吹き出した。で、次の瞬間回りを見渡してる自分に苦笑いだったよ。

シーズン後半戦、始まったな。
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by goo_ism | 2014-07-17 17:06 | フライフィッシング | Comments(7)

真っ赤い竿だけん…

そろそろの山岳シーズンに備えて、すげぇ久しぶりにフライ竿を買った。何故かこれまで縁がなかったT社の、ボトムラインの6本継ぎ・7半#4だ。友人の、同804-6や4本継ぎは練習会で散々振った。当然同系列の調子を予想してたんだが、なんと、まぁ!あのパラ系とは全然別物の、キレイなプログレッシブだったよ。チットばかり困惑。試し振りもしないまま、翌日よねさんと一緒に地元のイワナ沢を目指した。初めての入渓、ドキドキだった。
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大堰堤を2つ越えて林道脇から川へ下りる。ほぼ埋まり切った瀬を叩いて行くとすぐ、アマゴが飛び出した。ここでは珍しいそうだがスレ掛かり、残念!よねさんが、前回尺上を出した巻き返しを丹念に探るも、今日はお留守だったようだ。ポツポツ反応はあるが密度は今イチな感じ、最初の1尾以降はイワナばかりだ。
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こんな白っぽいスレンダー系が多かったかな。雨具を着るか悩む程度の小雨だが、流れには濁りが入ってきた。水深10cm程のなんてことないポイントからも飛び出して来る。
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硫黄の臭いに包まれた小滝の湯に感心したりして、V字の谷底の河原を詰めて行く。合羽を着ても暑くも寒くもない、楽しい遡行だ。頭上の森が切れて、フと見上げた遥か先に空があった。軽い目眩のような感覚。一体この絶壁の、あの先迄何百m?
この日リールはAbelTR-1を選んだが、厚いリールフットをキチンと止めることは出来なかった(実際、1回落ちた!)。リールシートの繊細な意匠にもミスマッチで、このペアーはNGだ。

翌週は野良仕事。キリが付いた所で少しまとまった雨が降った。さあ、大変!水の戻った沢を想像して軽トラを飛ばす。我が家から小一時間の森はシットリ濡れてたが、沢の水量が増える程の雨じゃなかったようだ。目論見はハナから崩れたが、小さいのがボチボチ顔を見せてくれる。前回より更に規模が小さくなったプールの落ち口に駄目元で置いた毛鉤を、白泡から「プチッ!」と突き出した何かが捉えた。
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渋い色調の沢アマゴ。やっと20cmといったところ。何を喰ってるのか、お腹はゴツゴツ・パンパンだった。竿を気持ち良く絞って(やっぱアマゴは良いなぁ!)なんて自己満足に浸る〜。
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名前も知らない、こんなキノコが河原の立ち枯れに付いていた。遠目にも良く目立つ。(竿の色みたいだ)と思ってデジカメ構えたよ。
この日のリールはLoop#1。細っこいリングがフットをピチッと銜えてくれた。バランスも無難で、終日快適快適〜!当分はこれだな。

週末の雨を喜んだのは拙だけじゃなかった。この翌日、カズさんから有難いお誘いで明けたばかりの南ア出釣が決まった。ナント、マァ!だけど、行ける内に行っとこうとて濡れウェーダーを急いで乾かした。パックも詰め替えて朝五時半、またも北に向かった。
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バスに揺られて着いた先は、数年振りの通い慣れた流れだ。河原の様子は激変してたが、以前と同じこんなサイズ・姿形のイワナが釣れて来る。雨は次第に激しくなり、元の岸に戻るのを不安にさせる。念の為と早めに渡り返した。30分程で水位は数cm上がり、粘ってたらきっと大変だったよ。山は怖い!ってまた思い知らされた。
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見覚えの無い堰堤。御無沙汰の数年の時間を思い知らされる。この頃流れはもう『濁流レベル』でドライフライじゃ釣りにならない。デカ目のカディスのベンドにティペットを結び、ニンフを吊す。こんな釣りに、件の赤竿は長さもパワーも、チト心許ない。
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流芯の向こうで「シュポッ!」とカディスを引き込んだのは、精悍な顔の此処らしいイワナだった。トレーンしたヘアーズ・イアを銜えた泣き尺、今日一の嬉しい一尾!
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こんなのが、本当にポツリ、ポツリ。雨の中、結構厳しい釣りだったよ。

竿下ろしから3回の出釣で30尾程の鱒に出逢えた。
スレ掛かりの8寸強イワナはエゴに突進してバット迄絞った。
(寄せられず、立ち込んで引っ張り出したよ…)
濁った瀬でニンフを銜えた1尾は執拗に水底にこだわった。
(結局、バラした…(涙)
良き時代のOrvis調のグリップ回りの意匠や、色とパッケージングのメッセージは心に響いたよ。突出した所の無い素直なアクションも好印象。でも、使い続ける為にはオイラが変わらなきゃならないかも…。
ソフトタッチの新戦力#4ロッドが相棒になるかはまだ??だけど、曲がった竿には鱒達のメッセージが入ったかな!?

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by goo_ism | 2014-07-08 16:14 | フライフィッシング | Comments(10)

渓流〜シーズンⅡ

GW初っ端から始めたワサビ収穫作業。中休みを挟んで足掛け丁度一ヶ月、やっと終わった!!いやぁ、正直、長かったぁ…。
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収穫したワサビはこの製品になります。このパックの中の何%かは、家で収穫したモノの筈。何処かで見掛けたら(ハハァン…)と思ってやってね。なんならお買い上げくださいな、冷酒の良いアテになります。

2日程は寝たり起きたりでお休みして疲れを抜いて、週末からボチボチ野良を始動。同時に出釣も予定してたんだけど、鮎の解禁日に重なって本流は入る場所が無さそうってんで、急遽中止になった。八兵衞さんに連絡したら長野の帰りで翌日は×、もしかしたらカズさんがどうだろ?って思ったけど留守電。仕方ないから、再来週のみちのく遠征に向けて新しいネットをでっち上げることにしたよ。次の週の芝川のイベントもあるし、まあ、賑やかしだね。その内見て貰えるところ迄来たら記事にしてみますわ。

で、翌日。フレームと同時進行でネットを編みはじめてた宵の口、カズさんから思いもよらず連絡を頂いた。南アからの帰路の車中だという。翌日も休みなので出釣に同行してくれるって、なんともありがたいお話だ!近場の沢を行けるとこ迄詰めてみようってことに。やったね!アバリ放り出して、祝杯、祝杯。したたか酔ったよ。
明けて月曜日、カズさんのCX−5が本流左岸を走る。川に立ち込む鮎師は思いの外少ないよ。どんなシーズンになるのか、豊漁を祈ろう。狙いの支流への分岐を曲がり、クネクネと山道を上る。普段は軽ばかりだから道がヤケに狭く感じるよ。デカイvolvo乗ってたのに、笑っちゃったね。存外早く入渓点に着いた。始めての場所だからワクワクドキドキで支度して川へ降りた。水は相当に少ないそうだ。案の定魚の反応はシビア、いや、とっても厳しい。喰わえ損ねや毛鉤の10cmも横へのライズに大苦戦、数回のスカシの後やっと掛けたのは2寸足らずの正に『稚魚』。それからもどうしても5寸を超えない。マイッタ…。
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殆ど廃道と化した林道の橋の下のトンネルを抜ける。この上に別世界が在れかしと願って、カズさんに続いた。渓相は徐々に良くなって行くが、魚の反応もサイズも相変わらず。延々2m程も毛鉤の下を付いてきて、肩で見切って返って行く姿に溜め息が漏れる。初夏によくあるパターンだ。多分狙いは、飛び回ってたオドリバエ?進歩しない釣り人であることよ。
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歯ぎしりし過ぎて奥歯が減ったか?って頃合いで、やっとマトモなサイズがやってきた、エイやっとの20cm。でも、嬉しい〜〜!『エッ!?』てぐらい速い、溝みたいなポイントからガッツリ毛鉤を銜えてきた。金粉銀粉をまぶしたような極美の肌色と、大粒で少なめの背中の黒点を目に焼き付けてきたよ。この1尾で報われた、そんな気分。幸せ!
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詰める程に渓相は美しくなる。突然のゴルジュを過ぎると、大岩を越えて落差を稼ぐ区間が続く。それでも高巻きや無理な川通しもない、程々の沢だ。息が上がり始めた頃合い、大岩の向こうに白い帯が見えた。明らかな魚止めの滝。この先に魚を上げた粋人もいるかも知れないが、ここで終わる事にする。随分久しぶりの『キリ』までの釣りだった。上流に人の暮らしが無い川の釣り上がりは、怖くもあるが本当に気持が良いな。我が家から小一時間の別世界、再訪したい場所がまた増えた。カズさん、感謝、多謝!!
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by goo_ism | 2014-06-03 21:40 | フライフィッシング | Comments(10)