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ウェットフライ修行

フライフィッシングごっこを始めて多分19回目の渓流シーズン、相も変わらずヘボ釣り師のままです。ライズがあろうがなかろうが殆どドライフライで、水面に出て来る魚を釣りたいと、ペッタンペッタンやってきました。

ウェットフライは、始めて2〜3年目の頃毛鉤巻きの練習を兼ねて1シーズン取り組んだ記憶があるだけ。カ〜ンとかガツンとか、当たりはあるもののさっぱり釣れない、果ては2号ハリスで合わせ切れなんて悔しい思いだけが残る釣りでした。長〜くやらずにいましたが、最近は冬の天竜C&R区間、暖かく活性の良い時ほんのたまに楽しい思いができる釣り、ぐらいの認識でいました。

一昨年の初夏、山梨の友人に誘われてヒゲナガのイブニングを釣りに桂川へ。#5ロッドに無理矢理(?)セットされたのは、バカでかいマドラーミノーと白ウィングウェットフライのドロッパー仕掛でした。その投げ難いことといったら・・・。でも、その仕掛に出ちゃったんですねー、デカイ魚が。瀬を猛スピードで下られ真っ暗な溶岩の川原で転んで、魚とは’アデュー’でしたがこれがすっかり逆トラウマとなり、あんな魚を求めて少し真剣にウェットフライの釣りに取り組み始めました。偶然から再開した釣りですが、今は新しい玩具を貰った気分。昔の’ガツン’て当たりがなくなり、魚が釣れ始めました。魚が食う所へ食い易い形で毛鉤を流し込んで行く、要はドライの釣りと同じだったんですね。(ここで喰うぞ・・、ムン・・、グーン)という過程が、今は堪らなく面白い。特にトビケラの季節、カディスフライに沈む毛鉤をトレーンし、それをアンカーにして水面のフライをユックリ流すのは、スレた岩魚に卓効がありました。先日の木曽での大物バラシが悔しくて、地元大川の中流部に再出撃。薄濁りの流芯越しでドロッパーを銜えたのは、角度によっては殆どパーが見えない本流アマゴでした。
ウェットフライ修行_e0143892_21373775.gif

1日ウェットフライで通すことはまずないと思いますが、ドライフライへの反応が鈍ったり毛鉤が見えなくなったりしたら、ヴェストの木製ケースに手が伸びます。パターンブックの写真のように美しくはないけど、夢(と欲)がそのケースには詰まっています。
Commented by 無糖 at 2008-06-28 23:21 x
こんばんは。
天竜川冬季C&Rで小生もWETをはじめました。
が、なかなかうまく行きません。
狙ったところでガツーンという感じはまだ味わってないですが
大物狙って見たいもんです。
サツキが釣れたら最高なんですがね。
Commented by goo~ at 2008-06-29 11:05 x
無糖さん、こんにちは。
2〜3年前天竜C&Rで久しぶりにウェットフライを流した時以来、私も熱
をぶり返したようです。未だ全然思うような釣りにはなりませんが、簡単
じゃないから嵌るんでしょうね。確実に視野が広がって、以前は手も足
も出なかったポイントにも目が向くようになったのは進歩でしょうか。
天竜C&R釣り場、ウェット入門にはとても良い道場でした。
それにしても、フライフィッシングって果てしなく面白いですね。
Commented by Jeepster at 2008-06-30 08:09 x
山梨の名人アドバイスで流すと釣れるんですが、一人でやると釣れないんだなこれが?
なんともいえないFFですよ、ウェットてやつは!
何処か流し方が違うんですね?
が、これをマスターしないとA.サーモンの道は有りえないのですね!
ドライでバンバン釣れる夏岩魚もウェットで1日徹底すれば?
やあ気が短い小生には無理でしょう?
ウェットは、流し方一つ(ドライもそうかな)?
還暦間近の小生を迷わすウェットですな!
程よく釣ったら余裕でウェットタイムしてみざー!
Jeepster
Commented by fly-tomo at 2008-06-30 10:46
私はフライを始めたのが天竜川冬季C&Rですから、最初からウェット。
何が難しいのかも分からず、何をどうやって来たのやら。
ただ、気が付いたのは、キャスティングの重要性でした。
それからというもの、練習に明け暮れましたね。
キャスは今でも上手くはありませんが、川の景色が変わったことは事実。
ウェットフィッシングがフライフィッシングを楽しいものにしてくれたと言っても過言じゃないです。
勿論、キャス・釣り・を指導してくれた仲間あってのことですがね。
人生の素晴らしい糧を与えてくれたフライフィッシングと仲間に感謝です。
Commented by goo~ at 2008-06-30 13:12 x
Jeepsterさん、こんにちは。
仰るように『流し方』のようですね、釣れるかどうかの分かれ目は。ターンとか
スイングとかってのはまだ全然分かりません。今は喰いそうな筋をできるだけ
ナチュラルに流す事に腐心しています。散々ドライでやって来た事の延長線上
にあるんでどうにか釣れてますが、広くて水の厚い川だとバンザイですね。
先はまだまだ長そうです。
Commented by goo~ at 2008-06-30 13:56 x
fly-tomoさん、こんにちは。
魚が少ない川での何年分もの経験が1回の釣行でできる、天竜C&Rエ
リアの存在はとてもありがたいです。冬の天竜での釣りが無ければ、今
年もドライの釣り上がりばかりやってた筈です。「釣らなくても良いや」な
んて言える程できた人間じゃないんで、手を尽くして魚にアプローチし
ますが、釣りの美意識だけは忘れずにいたいと思ってます。
いろんな釣りを齧ってきましたが、今はフライで鱒を狙う事が1番楽しい。
その為のキャス錬や毛鉤巻きや更に友人関係が、人生豊かにして 
くれてる実感もあります。あと何年健康で出来るか分からんけど、
釣りにだけはズ〜〜っと貪欲で居たいもんです。
Commented by 八兵衛です。 at 2008-06-30 17:06 x
goo~さんコンチです。
おっちゃんは相変わらずドライオンリーでやってます、一昨年
甲斐の殿にウェット一時間ほど手ほどき受けましたがノーアタック
その後、天竜で虹君を1っ匹釣って?(釣れちゃって)それきりですね
奥の深さをのぞく前に撤退したままです。
 機会がありましたら教えてくだされ!

 しばらく川に漬かれなく、体調不良に陥って鱒~~ё▼й◎Э$Ж~~
Commented by goo~ at 2008-06-30 17:50 x
八兵衞さん、ども〜〜!
甲斐の殿、スンゴイですよねぇ。あのお方の前世は間違いなく脂鰭で 
しょう。筋肉隆々、アスリート系の虹鱒かと・・・。
私も入り口に立ったばかりで、奥がどれだけあるのか全然分りません。
ドライで歯が立たない場所・状況でウェットフライ結んでるのが実状也。
大きいのが釣れるとか、より沢山釣れるとかってことは無いような気が
しますが、ドライで獲った時と違う感慨があるのは確か。たとえ釣れなく
ても『これで駄目だったんだから・・・』と、気持ち良く諦められます。精神
安定剤みたいなもんかな?

都の姫様の一件は落ち着きましたか?なるべく速やかな復帰をお祈り
致します。
Commented by よねさん@鱒美 at 2008-06-30 22:10 x
をを~っ!
出しましたね、本流アマゴ。
これは欲がでる魚体ですねぇ。
おいらもウエットは全くダメです。
でも、このアマゴ見せてもらったらい、またまたチャレンジしたくなってきました~(^-^)v
Commented by goo~ at 2008-07-01 11:07 x
よねさん、ご無沙汰っす。
サイズは本流としては大したことなかったです。でも銀ピカできれいでし
たよ〜。この日は始めての支流を小半日、悪戦苦闘の遡行でチビ3尾
という帰るに帰れない状況でした。この1尾には癒されましたね〜。
あの辺の魚はいつも濁りが入っている所為か、少しグレーがかってる気
がします。塩の道、木曽、ヨネ沢(勝手に命名)、そして本流と今年はそ 
れぞれに個性的な1尾が釣れてくれます。そろそろ山岩魚の季節です
が、もう少しアマゴも追いかけてみたいと思います。タイミング合いまし
たらまた御一緒させてください。
Commented by アマゴ27 at 2008-07-03 23:55 x
こんばんは!(^^)
良いアマゴですね~♪
夢(と欲)が詰まっているケース!
自分は、ボックスの一角に...。(^^)
Commented by goo~ at 2008-07-04 11:26 x
あまご27さん、こんにちは。
夢、より欲が勝ってます、実際は・・。現場で結ぶのは銀色5月乃茶虫か
トビケラ蛹擬ばっかなんですが、あれもこれもと塵毛鉤が詰まってます。
ドライフライが中心ですが、1度はウェットを流さないと気が済まない。
毛鉤自体はズ〜ッと持ち歩いてたんだから、もっと早くやりゃ良かったですよ。
by goo_ism | 2008-06-28 21:53 | フライフィッシング | Comments(12)