濁り・・・、何とかしてよ!

解禁早々に様子だけ見に行った本流。ドロ濁りで拍子抜けの流れが、「大分澄んで来たよ」との情報で押っ取り刀の出撃でした。山を越して里へ降り、橋を渡る際覗いた流れは「!!!!」、澄んでる。青み掛かっているものの、十分釣りになる!ウキウキしながら上流に向かうトンネルを抜けると「???」、再び青白く濁っています。橋の下では数台の重機が流れを掻き回し、黄土色の水を吐き出していました。心底ガッカリしながらも、支流に期待して更に車を進め目的地の駐車場で休憩することに。

覗き込んだ本流は透明感は無いものの、何とか釣りになりそうに見えました。さあ大変!バタバタと支度をし、駅で列車の時間を確認してから軌道を歩いて川に向かいます。降りた所のプールにはぶっ込み釣りのおじさん。竿を2本出し「今日は釣れねえ」と宣います。世間話の後支度に掛かるとしきりに呼ぶ声。戻ってみると7寸程のパーの鮮やかなアマゴを上げていました。さあ俺も、とリキ入れて釣り上るも毛針を見に来る魚さえ見えない。ニンフに変えても何の反応も得られません。濁った水に足元が覚束ずイライラが募る、汗が目に沁みる・・・。ヴェストを脱いで一休み、と見上げた山肌に怪しげな緑色が見えました。(あれは、どう見ても・・・)息せき切って上った先にあったのは、やはりこれでした。
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                         ヤブレガサ。

期待したモミジガサではなかったものの、こんな所に生えているとは思ってもいなかったので、凄く得した気分。晩酌の肴に、少しだけ頂いてきました。

川は行けども行けども青白い流れが続きました。去年のそれなりに清冽な流れとはまるで別物、哀しくなりながらも途中にあるダムからの吐水口の上の流れに期待を込めて、修行のような遡行を続けます。行き着いた場所は・・・。
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鉄橋の上流、放水口から迸り出る青白い水。その上流には更に濁った水が流れていました。疲れが一気に押し寄せて来ました。帰るしかない・・。

電力会社と漁協、そして釣り人。ことごとく利害が擦れ違う、典型的な例がこの川にはあります。切ないですね。
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by goo_ism | 2008-04-07 13:38 | フライフィッシング | Comments(8)
Commented by fly-tomo at 2008-04-07 19:02
お疲れ様でした。
釣り人の、イヤ、自然を愛する人達の桃源郷は・・・
望んでも無理なんでしょうか??
Commented by 無糖 at 2008-04-07 21:47 x
こんばんは。
お疲れ様でした。
唯一ヤブレガサを見つけてよかったですね。
でもヤブレガサって初めて知りました。
酒の肴になるんですか。
Commented by goo~ at 2008-04-07 22:31 x
>fly-tomoさん
いや〜、修行が続きます。FFゴッコですから、こんなモンでしょう。

一昨年より去年、去年より今年と、川は益々悪くなる気がします。
川を巡る巴合戦、私には出口は見つかりそうにありません。嗚呼・・。
桃源郷、もし有りとせば、我が心の内か。目を閉じれば40年前の
藁科が浮かびます。夢にも良く出て来るようでは、歳でしょうか?

釣りが出来るうちに、ここの澄んだ水、見てみたいです。
Commented by goo~ at 2008-04-07 23:03 x
>無糖さん
そんな訳(どんな訳や?)で、最近はライズ探しと山菜探しが半分ずつ
みたいになってます。タラはポピュラーになり過ぎて集落周辺の栽培が
激増しました。心苦しくて野生にも手を出すのが憚られます。バッケや
野カンゾウ辺りが気が咎めなくて無難なところですね。
実は私もヤブレガサ獲ったのは初めてです。伸びきったのは岐阜で何度
も見て知ってましたが、静岡にもあったのは驚きでした。茹でてお浸し
で頂きました。独特の臭いと苦みが、酒飲みにはストライク!、ですよ。
次回の山越えの際もチョコっと寄り道、コシアブラを探索です。なんか、
釣りより山菜ツアーになりそうな予感・・・。
Commented by 八兵衛です。 at 2008-04-08 21:04 x
こんばんや~
ヤブレガサぴったんこなネーミングですね。
おっちゃんも初めてしりました、ストライクですか~
いっぺん食べてみたいものです、次回捜してみます
・・・・余裕があればですが?
Commented by フィッシュアウル at 2008-04-08 22:09 x
こんばんは!!
この川が澄んだ事って見た事がないかもしれません・・・
水の色もそうですが、最近はいないはずのイワナが増えているようです。
アマゴで有名なS沢も今はニッコウイワナの楽園になってしまいました。
本流は・・・
昨年の秋、私の耳にこんな話が飛び込んできました。
某橋から下を覗いたら尺を越えるイワナがごっそり・・・
そして今、そのイワナが釣れています。
本流にいるはずのない白いイワナ・・・
河川の水利の問題もありますが、いないはずの魚が増えて
在来種がいなくなる。これも問題ですね!!
Commented by goo~ at 2008-04-09 09:01 x
>八兵衞さん
山菜って、ワンチャンスなのが辛いとこですね。今回は珍しく良いタイミングで見つけられたんですが、モミジガサだと思って斜面を登ったので嬉しさ半分でした。贅沢言っちゃいかんけど・・。

里の山菜は、見つけても山の持ち主がいるんでみだりに獲れないんですよね。今回は軌道ノリ面だったんでラッキー、全く手つかずでした。これが食える菜っ葉だって知ってる人が少ないってことかな。
Commented by goo~ at 2008-04-09 09:33 x
>フィッシュアウルさん
日本全国を釣り歩いた友人が「これ程搾取され尽くした川はそうは無いよ」と言ってました。
私も長くここを釣ることはありませんでしたが、遠征が辛くなったのと、地元を見直したく
なったことで、去年から回帰することにしました。昨シーズンはそこそこ良かったんですよ。
本来アマゴの川に出所不明のイワナ、果てはニジマス・・。在来の魚云々という意識は
この川の管理者には絶無でしょうね。漁協に電話してみても、どんな用件にもまともな
対応をしてくれません。期待する方が間違ってるようです。かつて白石勝彦さんが
「日本一魚を大きく育てる川」と著わした素地があるのに、悲惨な現状は残念です。

魚に罪は無いのにね。
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