真っ赤い竿だけん…

そろそろの山岳シーズンに備えて、すげぇ久しぶりにフライ竿を買った。何故かこれまで縁がなかったT社の、ボトムラインの6本継ぎ・7半#4だ。友人の、同804-6や4本継ぎは練習会で散々振った。当然同系列の調子を予想してたんだが、なんと、まぁ!あのパラ系とは全然別物の、キレイなプログレッシブだったよ。チットばかり困惑。試し振りもしないまま、翌日よねさんと一緒に地元のイワナ沢を目指した。初めての入渓、ドキドキだった。
e0143892_1350655.jpg
大堰堤を2つ越えて林道脇から川へ下りる。ほぼ埋まり切った瀬を叩いて行くとすぐ、アマゴが飛び出した。ここでは珍しいそうだがスレ掛かり、残念!よねさんが、前回尺上を出した巻き返しを丹念に探るも、今日はお留守だったようだ。ポツポツ反応はあるが密度は今イチな感じ、最初の1尾以降はイワナばかりだ。
e0143892_1359694.jpg
こんな白っぽいスレンダー系が多かったかな。雨具を着るか悩む程度の小雨だが、流れには濁りが入ってきた。水深10cm程のなんてことないポイントからも飛び出して来る。
e0143892_1494228.jpg
硫黄の臭いに包まれた小滝の湯に感心したりして、V字の谷底の河原を詰めて行く。合羽を着ても暑くも寒くもない、楽しい遡行だ。頭上の森が切れて、フと見上げた遥か先に空があった。軽い目眩のような感覚。一体この絶壁の、あの先迄何百m?
この日リールはAbelTR-1を選んだが、厚いリールフットをキチンと止めることは出来なかった(実際、1回落ちた!)。リールシートの繊細な意匠にもミスマッチで、このペアーはNGだ。

翌週は野良仕事。キリが付いた所で少しまとまった雨が降った。さあ、大変!水の戻った沢を想像して軽トラを飛ばす。我が家から小一時間の森はシットリ濡れてたが、沢の水量が増える程の雨じゃなかったようだ。目論見はハナから崩れたが、小さいのがボチボチ顔を見せてくれる。前回より更に規模が小さくなったプールの落ち口に駄目元で置いた毛鉤を、白泡から「プチッ!」と突き出した何かが捉えた。
e0143892_14365043.jpg
渋い色調の沢アマゴ。やっと20cmといったところ。何を喰ってるのか、お腹はゴツゴツ・パンパンだった。竿を気持ち良く絞って(やっぱアマゴは良いなぁ!)なんて自己満足に浸る〜。
e0143892_14432189.jpg
名前も知らない、こんなキノコが河原の立ち枯れに付いていた。遠目にも良く目立つ。(竿の色みたいだ)と思ってデジカメ構えたよ。
この日のリールはLoop#1。細っこいリングがフットをピチッと銜えてくれた。バランスも無難で、終日快適快適〜!当分はこれだな。

週末の雨を喜んだのは拙だけじゃなかった。この翌日、カズさんから有難いお誘いで明けたばかりの南ア出釣が決まった。ナント、マァ!だけど、行ける内に行っとこうとて濡れウェーダーを急いで乾かした。パックも詰め替えて朝五時半、またも北に向かった。
e0143892_150720.jpg
バスに揺られて着いた先は、数年振りの通い慣れた流れだ。河原の様子は激変してたが、以前と同じこんなサイズ・姿形のイワナが釣れて来る。雨は次第に激しくなり、元の岸に戻るのを不安にさせる。念の為と早めに渡り返した。30分程で水位は数cm上がり、粘ってたらきっと大変だったよ。山は怖い!ってまた思い知らされた。
e0143892_15111261.jpg
見覚えの無い堰堤。御無沙汰の数年の時間を思い知らされる。この頃流れはもう『濁流レベル』でドライフライじゃ釣りにならない。デカ目のカディスのベンドにティペットを結び、ニンフを吊す。こんな釣りに、件の赤竿は長さもパワーも、チト心許ない。
e0143892_15275212.jpg
流芯の向こうで「シュポッ!」とカディスを引き込んだのは、精悍な顔の此処らしいイワナだった。トレーンしたヘアーズ・イアを銜えた泣き尺、今日一の嬉しい一尾!
e0143892_15331312.jpg
こんなのが、本当にポツリ、ポツリ。雨の中、結構厳しい釣りだったよ。

竿下ろしから3回の出釣で30尾程の鱒に出逢えた。
スレ掛かりの8寸強イワナはエゴに突進してバット迄絞った。
(寄せられず、立ち込んで引っ張り出したよ…)
濁った瀬でニンフを銜えた1尾は執拗に水底にこだわった。
(結局、バラした…(涙)
良き時代のOrvis調のグリップ回りの意匠や、色とパッケージングのメッセージは心に響いたよ。突出した所の無い素直なアクションも好印象。でも、使い続ける為にはオイラが変わらなきゃならないかも…。
ソフトタッチの新戦力#4ロッドが相棒になるかはまだ??だけど、曲がった竿には鱒達のメッセージが入ったかな!?

[PR]
by goo_ism | 2014-07-08 16:14 | フライフィッシング | Comments(10)
Commented by カズ at 2014-07-08 22:15 x
Gooさん、お疲れ様でした。
しかしフィッシング・イン・ザ・レインが続きましたね。
それでもトータル30は条件を考えると良かったといえますね。
ニンフへの切り替えが良かったですね。あの濁りと水勢の中から
お見事でした。
今度はカッパ無しの条件で行きましょう。
Commented by goo~ at 2014-07-09 07:46 x
>カズさん
お世話になりました。雨には参りましたねぇ。
あんなドシャ降りの中釣ったのは随分久しぶりです。
自由に撤収出来ないってのも、なかなか辛いもんです。
次は青空の下でノビノビ釣りたいですね。宜しくです。

・・と、30尾は出釣3回分です。お恥ずかし・・・。
Commented by EJ at 2014-07-10 19:04 x
その赤い竿、私も欲しいな~って思ってたとこです。
アクションは問題なさそう・・・と思って良いですか?

釣行3回で30尾というのは、私の平均をはるかに上回る
立派な釣果ですよぉ。
Commented by 八兵衛です at 2014-07-10 20:22 x
立派な岩魚も混じって新刀入魂お目でとさんです
ピンクのキノコは見た目ドクドクしすぎですね
食べられるのでしょうか?
笑い転げて病院おくりならチョッと食べたい気もする今日この頃です(^^;
Commented by goo~ at 2014-07-10 20:27 x
>EJさん
好き嫌いがあるからなんとも・・なんですが、竿としてはとても
良く出来てると思います。#4としては気持~ち強くてもいいか
なぁ(特にバット)とも思うけど、バランスがイイから「上げて
下ろす」キャストで素直にラインが延びる感じです。同じイン
ファンテ804-6はセミパラで、これも良かった!好みでしょうね。
金額から行ったらどちらもお買い得だと思います。

問題は・・・お洒落過ぎてワタシに似合うのか!?って事・・。

釣果の半分は、雨中のニンフ・ゴロゴロです。チト、寂しい~。
次は青空の下でドライ・フライの釣り、楽しみたいです。

Commented by goo~ at 2014-07-10 20:51 x
>八兵衛さん
何年ぶりかのネコバスでした。平日とはいえ恐らくこの日入渓し
たのは我々二人だけだった筈。銀の橋周辺は貸切りでしたよ~。
泣き尺くんはカッコ良い魚でした。この日はニンフが無きゃ悲惨
な釣りでしたね。カズさんはニンフbox忘れたらしく、知らない
とは言え申し訳ない釣りをしちゃいました。八さん、#12ヘアズ
イアーを数本、boxの隅っこに入れとくのお勧めします。

ピンクのキノコ、食べてみようって気にはなれなかったですよ~。
でも凄くきれいなサーモン・ピンクで、目は釘付けでした。
・・・サーモン・ピンク・・・チト、エロクね?
Commented by 水面爆発狂 at 2014-07-11 23:09 x
南ア 行かれたんですね~ 羨ましい…です。
今年も時間が作れず 行けない感じになりそうな予感…(´Д`) あぁ 情けない…(笑)
よし!!フライだけは巻こう!!
Commented by goo~ at 2014-07-12 09:07 x
>I上さん
今回は雨に祟られて消化不良でした。水が治まった頃、再挑戦かな?
仕事が忙しいのは何よりですよ。でもね、自分の時間って自分で作る
ことが出来る、ってか、作るしかないんだよね。南アNGなら大井川や
富士川支流って手もあるじゃん。おいら本音はそっちの方が好きです。
合間縫って、チョイの間でも、出掛けてみたら?
Commented by よねさん@鱒美 at 2014-07-12 21:56 x
南ア入口の渓の一日、大変お疲れ様でした。
雨交じりで暗かったので、気持ち良い釣りにはならなかったと思いますが、とりあえずインファンテに入魂してもらえて良かったと思いました。ところで今日は、あの退渓の沢で9寸を釣っちゃいましたよ。あの川の可能性を改めて感じているところです。
オレンジ色のキノコは、もしかしたらマスタケ(鱒茸)ではないでしょうか?おいらも鳥取の大山で大きな株になった鱒茸を写真に撮ったことがあります。正解だったら、名前からして縁起の良いキノコなんじゃないでしょうかね。
ネコバスの渓も、いよいよスタートですね。昨年は諸事情で行けませんでしたが、今年は何とか1度でも行ってみたいと思っております。
Commented by goo~ at 2014-07-12 22:46 x
>よねさん
何故か今まで縁が無い沢でした。始めての硫黄の浅瀬は新鮮でしたよ。
もっとおどろおどろしい場所を想像してたのでちょっと拍子抜けでした。
で、今日はあの細沢で9寸ですか!?マサカ!!ですね。居るんだ!!!
赤い竿は拙の手持ち竿の中ではチト異質ですが、それが新鮮で面白いです。
和風薄味仕立て、ってところでしょうか。暫くは使い込んでみるつもり。

チラッと、鱒茸かなぁとも思いましたが、もっとデカイってイメージ
があって画像だけにしました。キノコは判りませんね。
よねさんの故郷の渓、枝被りポイントの一本立ち木に付いてました。
すぐ判りますので、行くことがあったら見てきてください。

ネコバスは乗ってももう一回かな?タイミングあったらみんなで、如何~?
<< 奥飛騨へ 富士の裾野で湧水イベント >>